特許
J-GLOBAL ID:200903067826417881

表面温度測定方法および表面温度測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 寿一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-215318
公開番号(公開出願番号):特開2009-047611
出願日: 2007年08月21日
公開日(公表日): 2009年03月05日
要約:
【課題】波長帯の異なる複数種類の赤外線が検出されることで行われる対象物の表面温度の測定に際し、対象物の表面についての放射率の高低に応じて演算を行うことができ、測定精度を向上させることができる表面温度測定方法を提供すること。【解決手段】対象物の表面から放射される波長帯が異なる三種類の赤外線の強度分布を検出する赤外線分布検出工程と、前記分布の各要素について計測温度(見かけ温度)を測定温度(黒体温度)として変換する温度変換工程と、前記各波長帯に対応する前記測定温度(Trs1、Trs2、Trs3)間の温度差の全てが設定温度差値ΔTよりも小さいか否かの判定を行う判定工程と、前記温度差の全てがΔTよりも小さい場合、前記測定温度の平均を表面温度Tsとして導出する表面温度導出工程と、前記温度差の全てがΔTよりも小さくない場合、前記測定温度に基づいてTsを三色法により算出する表面温度算出工程とを備える。【選択図】図4
請求項(抜粋):
対象物の表面から放射される赤外線のうち、波長帯が異なる複数種類の赤外線の強度分布を検出する赤外線分布検出工程と、 前記赤外線の強度分布の各要素について、前記赤外線分布検出工程により検出された前記複数種類の赤外線の強度から計測温度を算出し、この算出した計測温度を、前記対象物が黒体である場合に対応する測定温度として変換する温度変換工程と、 前記温度変換工程により得られた、前記複数種類の赤外線の各波長帯に対応する前記測定温度間の温度差の全てが、前記各波長帯に対応する前記測定温度に対して十分に小さい温度値として予め設定された所定の温度差値よりも小さいか否かの判定を行う判定工程と、 前記判定工程により、前記測定温度間の温度差の全てが、前記所定の温度差値よりも小さいとの判定結果が得られた場合、前記温度変換工程により得られた、前記各波長帯に対応する前記測定温度のうちのいずれかの前記測定温度、あるいは前記各波長帯に対応する前記測定温度の平均を、前記対象物の表面温度として導出する表面温度導出工程と、 前記判定工程により、前記測定温度間の温度差の全てが、前記所定の温度差値よりも小さくないとの判定結果が得られた場合、前記温度変換工程により得られた、前記各波長帯に対応する前記測定温度に基づいて、前記対象物の表面温度を算出する表面温度算出工程と、 を備える表面温度測定方法。
IPC (2件):
G01J 5/60 ,  G01J 5/00
FI (2件):
G01J5/60 A ,  G01J5/00 B
Fターム (8件):
2G066AA04 ,  2G066AA15 ,  2G066AB06 ,  2G066AC11 ,  2G066BA13 ,  2G066BC12 ,  2G066BC15 ,  2G066CA02
引用特許:
出願人引用 (2件)

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