特許
J-GLOBAL ID:200903067857430452

クッション装置付き油圧シリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-145763
公開番号(公開出願番号):特開平11-336712
出願日: 1998年05月27日
公開日(公表日): 1999年12月07日
要約:
【要約】【課題】ピストンロッドの伸長方向のストロークエンドでの衝撃を緩和する浮動型のクッションリングを有するクッション装置付き油圧シリンダにおいて、ピストンロッドのリング装着部とロッド本体との間の段差部に隣接して設けられる円周溝部分の強度を向上し、耐久性を向上させる。【解決手段】油圧シリンダ200のピストンロッド103はクッションリング11が遊嵌されるリング装着部103bを有し、リング装着部103bの外周面3dのロッド本体3aとの段差部d2に隣接した部位にはリング装着部103bの外周面研磨時の逃げ部となる円周溝X3が形成され、円周溝X3は、リング装着部103bの外周面3dより小径の円筒面3Fと、この円筒面3Fの両側に位置し円筒面3Fにつながる側を先細とした2つの円錐面3G,3Hとを有する形状をしている。円錐面3H,3Gの角度はそれぞれ25〜35 ゚の範囲内とされている。
請求項(抜粋):
シリンダ本体の内部をロッド室とボトム室とに区分するピストンを装着したピストン装着部を有するピストンロッドのロッド本体とそのピストン装着部との間に、段差部を介してロッド本体より小径のリング装着部を形成し、このリング装着部にクッションリングを遊嵌状態に装着すると共に、シリンダ本体のロッド室エンド付近に内径制限部材を設けてその内側にクッション流路を形成し、ピストンロッドの伸長時、クッションリングがクッション流路に入り込むことによりクッション流路を介して流出するロッド室内の戻り油の流路を絞り、ピストンロッドの伸長方向のストロークエンド近傍での衝撃を緩和するクッション装置付き油圧シリンダにおいて、前記ピストンロッドのリング装着部の外周面の前記段差部に隣接した部位に当該リング装着部の外周面の研磨時の逃げ部となる円周溝を形成し、この円周溝を、リング装着部の外周面より小径の円筒面と、この円筒面の両側に位置し円筒面側を先細とした第1及び第2円錐面とを有する構成とし、前記段差部の径方向直壁と第1円錐面、この第1円錐面と円筒面、この円筒面と第2円錐面とをそれぞれ滑らかに接続し、第2円錐面をリング装着部の外周面に接続したことを特徴とするクッション装置付き油圧シリンダ。
引用特許:
審査官引用 (1件)

前のページに戻る