特許
J-GLOBAL ID:200903067957718534

弾性波素子とそれを用いた溶液物性測定装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三品 岩男 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-200931
公開番号(公開出願番号):特開平5-045338
出願日: 1991年08月09日
公開日(公表日): 1993年02月23日
要約:
【要約】【目的】温度による影響が小さい、弾性波を用いた溶液物性測定装置を提供することを目的とする。【構成】互いに特性の異なる主弾性波素子Cと副弾性波素子Dとに、発信手段の発生させる信号を入力し、その差分を差分検出手段16より検出する。演算手段18は、この差分と両測定系の温度差との相関関係を示す温度差依存性情報と、周波数を変えて測定した複数の差分とに基づいて目的の物性値を算出する。【効果】周囲と溶液との温度差による誤差を排除した測定ができる。
請求項(抜粋):
弾性波素子を利用し溶液の物性を測定する溶液物性測定装置であって、測定に際し、溶液の所望の物性の影響を受ける主弾性波素子と、該物性の影響を受けないこと以外は主弾性波素子と同一の特性を有する副弾性波素子と、複数種類の交流信号を発信可能で、発信した交流信号を、上記主弾性波素子と上記副弾性波素子とに同時に入力する発信手段と、上記発信手段が入力した信号についての、上記主弾性波素子と上記副弾性波素子との出力信号の差分を検出する差分検出手段と、上記差分と両測定系の温度差との相関関係を示す温度差依存性情報を有する記憶手段と、上記発信手段の発信する複数種類の交流信号に対応して上記差分検出手段の検出する複数の差分と上記温度差依存性情報とを用いて、上記物性に依存する項と、上記温度差に依存する項とを含む連立方程式をたて、これを解くことにより上記主弾性波素子と上記副弾性波素子との温度差による影響を排した上記物性値を算出する演算手段と、を備えたことを特徴とする溶液物性測定装置。

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