特許
J-GLOBAL ID:200903068403383537

スクロール圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-296694
公開番号(公開出願番号):特開平11-132164
出願日: 1997年10月29日
公開日(公表日): 1999年05月18日
要約:
【要約】【課題】広範囲な圧力運転範囲において、全断熱効率及び信頼性の高いスクロール圧縮機を提供することを目的とする。【解決手段】両スクロール部材を引き付ける力の発生手段として、軸方向に可動なスクロール部材の背面に、吸込圧と吐出圧の間の中間圧よりもある一定の値だけ高い圧力をかけるべく設定した背面過中間圧領域とし、さらに、圧縮室の圧力が吐出圧よりも高いときのみ圧縮室と吐出系を連通すべく制御される制御バイパスを設けた。
請求項(抜粋):
鏡板とそれに立設する渦巻き状のスクロールラップを備えそのスクロールラップの立設する軸線方向に垂直な面内を旋回運動する旋回スクロール部材と、鏡板とそれに立設する渦巻き状のスクロールラップを備え少なくとも前記軸線方向に垂直な面内の方向における運動が概略規制される非旋回スクロール部材を噛み合わせ、それらスクロール部材の間に概略閉塞して容積が縮小する圧縮室と、その圧縮室側の流体の圧力による前記両スクロール部材の鏡板を引き離す向きの引き離し力に対抗して前記両スクロール部材の鏡板を引き付ける向きの引付力を各々の前記スクロール部材にかける引付力付加手段と、前記引付力と前記引き離し力のベクトル和である付勢力の反力を各々の前記スクロール部材に発生させるスクロール支持部材と、流体を前記圧縮室に導入する吸込系と、前記圧縮室内で加圧した流体を外部へ導出する吐出系を有するスクロール圧縮機において、前記旋回スクロール部材における前記引付力付加手段の少なくとも一部は、前記旋回スクロール部材の鏡板の反圧縮室側の面である旋回背面に前記吸込室内の圧力である吸込圧と、前記吐出系内の圧力である吐出圧の間の中間圧よりもその中間圧の2割程度の誤差内で一定の値だけ大きい圧力をかける背面過中間圧領域を設けて実現し、前記圧縮室の圧力が前記吐出系内の圧力である吐出圧よりも高くなることを抑制すべく圧力制御手段を設けることを特徴とするスクロール圧縮機。
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開平2-218880
  • 特開昭58-128485
  • 特開昭60-128992
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審査官引用 (4件)
  • 特開平2-218880
  • 特開昭58-128485
  • 特開昭60-128992
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