特許
J-GLOBAL ID:200903068961476720

揺動型歯車装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (9件): 前田 弘 ,  竹内 宏 ,  嶋田 高久 ,  竹内 祐二 ,  今江 克実 ,  藤田 篤史 ,  二宮 克也 ,  原田 智雄 ,  井関 勝守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-319001
公開番号(公開出願番号):特開2008-133861
出願日: 2006年11月27日
公開日(公表日): 2008年06月12日
要約:
【課題】小型高出力という本来の特徴を損なうことなく、加工精度の自由度の確保と位置決め精度の自由度の確保とを両立でき、伝達効率の高い揺動型歯車装置を提供する。【解決手段】4つの傘歯車を備えた揺動型歯車装置において第1および第4歯車が、ピッチ円錐上において等間隔で歯車中心から放射方向に伸びる断面半円状の凹溝と、該凹溝内に転動自在に配置される円柱状のコロとで、等高歯としての凸状歯として構成される。第1および第4歯車とそれぞれ噛み合う第2および第3歯車は、凸状歯の歯形を創成転写した創成歯形もしくは近似創成歯形として形成された凹状歯である。凸状歯は、歯すじ長さが凹状歯の歯すじ長さより長く、凸状歯を構成する凹溝は、歯すじ方向全域においてコロを傾動不能に密接支持するように断面一様の同一円弧断面に形成される。コロは、歯すじ方向両端においてそれぞれ環状のリテーナによって位置決め保持されている。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ハウジングに固定された歯数n1 の第1歯車と、出力軸に取付けられた歯数n4 の第4歯車とを、入力軸との各軸芯を一致させて配置し、歯数n2 の第2歯車および歯数n3 の第3歯車を一体に設けた回転体を、第2歯車が第1歯車と噛み合い、第3歯車が第4歯車と噛み合うように前記入力軸の傾斜部で軸支し、前記第1、第2歯車の各ピッチ円を通る共通球面の中心点と、前記第3、第4歯車の各ピッチ円を通る共通球面の中心点とが一致する点を原点とするXY座標のX軸上に前記入力軸の軸芯を配置し、かつ、第1、第2歯車の噛み合い点と第4、第3歯車の噛み合い点とを該XY座標の同一象限若しくは異なる象限上に置いてなる揺動型歯車装置であって、 上記第1ないし第4歯車が傘歯車として構成され、 該第1ないし第4歯車の互いに噛み合い対峙する歯車のうち第1歯車および第4歯車が、ピッチ円錐上において等間隔で歯車中心から放射方向に伸びる断面半円状の凹溝と、該凹溝内に転動自在に配置される円柱状のコロとで等高歯としての凸状歯として構成され、上記第1歯車および第4歯車とそれぞれ噛み合う第2および第3歯車が、該凸状歯の歯形を創成転写した創成歯形もしくは近似創成歯形として形成された凹状歯として構成され、 該凸状歯は、歯すじ長さが該凹状歯の歯すじ長さより長く設定されており、 上記凸状歯を構成する凹溝は、歯すじ方向全域において上記コロを傾動不能に密接支持するように歯すじ方向の全域において断面一様の同一円弧断面に形成され、 さらに該コロは、歯すじ方向両端においてそれぞれ環状のリテーナによって上記第1および第4歯車に位置決め保持されていることを特徴とする揺動型歯車装置。
IPC (1件):
F16H 1/32
FI (1件):
F16H1/32 C
Fターム (3件):
3J027FA05 ,  3J027GB03 ,  3J027GC10
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特公平7-56324号公報
審査官引用 (3件)
  • 変速歯車装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-065410   出願人:株式会社ナム
  • 特開平4-046244
  • 特開昭58-057544

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