特許
J-GLOBAL ID:200903068993341036

車両のトランスファ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-146409
公開番号(公開出願番号):特開平8-337127
出願日: 1995年06月13日
公開日(公表日): 1996年12月24日
要約:
【要約】【目的】駆動力を伝達している副変速機の減速回転機構に対して十分に潤滑液を供給することが可能な車両のトランスファ装置を提供する。【構成】副変速機レバーを低速シフト位置Lに切換えると、油温検出値SY をもとにイニシャルトルクTV を算出し、このイニシャルトルクTV を前輪側への伝達トルクTとして設定して摩擦クラッチ66のクラッチ圧Psを算出する。そして、このクラッチ圧Psに対応するデューティ比Dsを決定し、それに応じた指令値の制御信号CSを駆動回路114に出力し、駆動回路114からデューティ比Dsの励磁電流iがデューティ制御電磁弁100に供給されて摩擦クラッチ66に対してクラッチ圧Psが出力される。これにより、摩擦クラッチ66のフリクションプレート66b及びフリクションディスク66dは、第1出力軸44から第1スプロケット68への駆動力の伝達が行われない程度に押圧接触する。
請求項(抜粋):
高速位置を選択したときに変速機から入力軸に入力された駆動力を第1出力軸に直接伝達し、低速位置を選択したときに前記入力軸に入力された駆動力を減速回転機構を介して前記第1出力軸に伝達する副変速機と、供給される所定圧の制御流体により摩擦クラッチに所定のクラッチ締結力を発生させて湿式多板クラッチを所定の締結状態とし、前記第1出力軸に伝達された駆動力を前記摩擦クラッチを介して所定の配分比で第2出力軸に伝達する2輪-4輪駆動切換機構と、前記副変速機で前記低速位置を選択したときに前記第1出力軸を前記第2出力軸に強制的に結合させるドグクラッチと、前記制御流体の圧力値を設定して前記摩擦クラッチのクラッチ締結力を制御するクラッチ制御手段とを備えるとともに、前記第1出力軸に外部から潤滑液が供給される潤滑液路を形成し、且つ当該潤滑液路からそれぞれ分岐して前記減速回転機構及び前記摩擦クラッチの内部から前記湿式多板クラッチに向けて前記潤滑液を供給する分岐潤滑液路を形成してなる車両のトランスファ装置において、前記クラッチ制御手段は、前記副変速機で前記低速位置を選択したときに、前記多板クラッチを僅かな締結状態として前記第1出力軸から第2出力軸への駆動力伝達が行われない程度のイニシャルクラッチ締結力を前記摩擦クラッチが発生するように、前記制御流体の圧力値を低く設定することを特徴とする車両のトランスファ装置。
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • トランスファの2輪-4輪駆動切り換え制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-017616   出願人:日産自動車株式会社
  • 特開昭61-270562
  • 特開昭57-066020
全件表示

前のページに戻る