特許
J-GLOBAL ID:200903069122768479

硬質被覆層を構成する酸化アルミニウム層がすぐれた靭性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-026349
公開番号(公開出願番号):特開2000-218410
出願日: 1999年02月03日
公開日(公表日): 2000年08月08日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 硬質被覆層の靭性が優れた表面被覆超硬合金製切削工具提供。【解決手段】 超硬基体の表面に、(a)0.1〜5μmの平均層厚を有するTiC層、TiN層、TiCN層、TiCO層、TiNO層、TiCNO層のうちの1層または2層以上からなるTi化合物層、(b)3〜15μmの平均層厚を有するl-TiCN層、(c)2〜20μmの平均層厚を有し、薄膜X線回折による回折チャートで最高ピークが0.10〜0.25度の中点半価幅を示す高配向Al2 O3 層、(a)〜(c)の硬質被覆層を6〜35μmの全体平均層厚で化学蒸着/物理蒸着した表面被覆超硬合金製切削工具において、高配向Al2 O3 層の上部側を、相対的に結晶配向が低く、薄膜X線回折による回折チャートで最高ピークが0.35〜0.60度の中点半価幅を示す低配向Al2 O3 で構成し、上部側の低配向Al2 O3 の層厚をAl2 O3 層全体の層厚の10〜40%に相当する層厚としてなる。
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金基体の表面に、(a)いずれも0.1〜5μmの平均層厚を有し、かつ粒状結晶組織をもった炭化チタン層、窒化チタン層、炭窒化チタン層、炭酸化チタン層、窒酸化チタン層、および炭窒酸化チタン層のうちの1層または2層以上からなるTi化合物層、(b)3〜15μmの平均層厚を有し、かつ縦長成長結晶組織をもった炭窒化チタン層、(c)2〜20μmの平均層厚を有し、かつ薄膜X線回折による回折チャートで最高ピークが0.10〜0.25度(2θスケール)の中点半価幅を示す粒状結晶組織をもったα型結晶構造の酸化アルミニウム層、以上(a)〜(c)で構成された硬質被覆層を6〜35μmの全体平均層厚で化学蒸着および/または物理蒸着してなる表面被覆超硬合金製切削工具において、上記α型結晶構造の酸化アルミニウム層の上部側を、相対的に結晶配向が低く、薄膜X線回折による回折チャートで最高ピークが0.35〜0.60度(2θスケール)の中点半価幅を示す酸化アルミニウムで構成し、かつ前記上部側の低結晶配向の酸化アルミニウムの層厚を酸化アルミニウム層全体の層厚の10〜40%に相当する層厚としたこと、を特徴とする硬質被覆層を構成する酸化アルミニウム層がすぐれた靭性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具。
IPC (8件):
B23B 27/14 ,  B22F 3/24 ,  C04B 41/89 ,  C22C 29/08 ,  C23C 14/06 ,  C23C 14/08 ,  C23C 16/30 ,  C23C 16/40
FI (8件):
B23B 27/14 A ,  C04B 41/89 J ,  C22C 29/08 ,  C23C 14/06 P ,  C23C 14/08 A ,  C23C 16/30 ,  C23C 16/40 ,  B22F 3/24 102 A
Fターム (28件):
3C046FF03 ,  3C046FF10 ,  3C046FF19 ,  3C046FF22 ,  3C046FF25 ,  4K018AD06 ,  4K018FA24 ,  4K018KA15 ,  4K029AA02 ,  4K029BA44 ,  4K029BA48 ,  4K029BA54 ,  4K029BA55 ,  4K029BA58 ,  4K029BB02 ,  4K029BB09 ,  4K029BC02 ,  4K029BD05 ,  4K030AA03 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA43 ,  4K030BA46 ,  4K030BB02 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030LA22
引用特許:
審査官引用 (2件)

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