特許
J-GLOBAL ID:200903069254201885

スパークプラグ用主体金具の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-300209
公開番号(公開出願番号):特開2001-121240
出願日: 1999年10月21日
公開日(公表日): 2001年05月08日
要約:
【要約】【課題】 シールを行うためのテーパ部を外周面に有する筒状のスパークプラグ用主体金具において、該テーパ部を冷間鍛造加工により所望の形状に形成可能なスパークプラグ用主体金具の製造方法を提供する。【解決手段】 第1工程にて形成されたテーパ角度Aを持つ第1テーパ部23を備える第1被加工部材20に対し、第2工程では、段付内孔65にテーパ角度Aよりも大きいテーパ角度Bのテーパ座面68を持つ第2成形ダイ62を用いて、第1テーパ部23をテーパ角度Bを持つ第2テーパ部33に変形させる。第3工程では、段付内孔66にテーパ角度Bよりも小さいテーパ角度Cのテーパ座面69を持つ第3成形ダイ63と、先端部73bの外径が第2被加工部材30の小径脚部の外径よりも小さい第3パンチ部材73とを用い、第2テーパ部33をテーパ角度Cを持つ第3テーパ部43に変形させる。
請求項(抜粋):
大径部(11)と小径部(12)との間に形成されたテーパ形状の段部であってエンジンの被取付部に密着してシールを行うためのテーパ部(15)を外周面に有する筒状のスパークプラグ用主体金具(10)において、前記テーパ部の形成を冷間鍛造加工により行うようにしたスパークプラグ用主体金具製造方法であって、前記冷間鍛造加工は、大径部及び小径部の境界がテーパ形状の座面(67)をなす段付内孔(64)を備える第1成形型(61)を用意し、この第1成形型の段付内孔に柱状の素材(8)を保持しつつ、第1パンチ部材(71)によって前記素材を軸方向に沿って押圧して変形させることにより、一端側の端面に開口する大径穴(24)を有して該一端側に位置する大径頭部(21)、この大径頭部よりも外径が小さく他端側に位置する小径脚部(22)、及び前記大径頭部と前記小径脚部との境界に位置してテーパ形状を有する第1テーパ部(23)を備える段付柱状の第1被加工部材(20)を形成する第1工程と、大径部及び小径部の境界が前記第1テーパ部のテーパ角度Aよりも大きいテーパ角度Bを持つテーパ形状の座面(68)をなす段付内孔(65)を備える第2成形型(62)と、外径が前記第1被加工部材における小径脚部の外径よりも大きい第2パンチ部材(72)とを用意し、前記第2成形型の段付内孔に前記第1被加工部材を保持しつつ、前記第2パンチ部材を前記第1被加工部材における大径穴へ挿入し、前記第2パンチ部材によって前記第1被加工部材を軸方向に沿って押圧して、前記第1テーパ部を前記第2成形型の座面に沿って変形させることにより、前記テーパ角度Bを持つ第2テーパ部(33)を備える段付柱状の第2被加工部材(30)を形成する第2工程と、大径部及び小径部の境界が前記第2テーパ部のテーパ角度Bよりも小さいテーパ角度Cを持つテーパ形状の座面(69)をなす段付内孔(66)を備える第3成形型(63)と、先端部(73b)の外径が前記第2被加工部材における小径脚部(32)の外径よりも小さい第3パンチ部材(73)とを用意し、前記第3成形型の段付内孔に前記第2被加工部材を保持しつつ、前記第3パンチ部材を前記第2被加工部材における大径穴(34)へ挿入し、前記第3のパンチ部材によって前記第2被加工部材を軸方向に沿って押圧して、前記第2テーパ部を前記第3成形型の座面に沿って変形させることにより、前記テーパ角度Cを持つ第3テーパ部(43)を備える段付柱状の第3被加工部材(40)を形成する第3工程と、を実行するものであることを特徴とするスパークプラグ用主体金具の製造方法。
Fターム (2件):
4E087CB03 ,  4E087HA66
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 冷間鍛造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-048215   出願人:株式会社ゼクセル

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