特許
J-GLOBAL ID:200903069263525219

連続式ホウ素同位体分離方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 紘一郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-099909
公開番号(公開出願番号):特開平7-299304
出願日: 1995年03月31日
公開日(公表日): 1995年11月14日
要約:
【要約】【目的】ホウ酸溶液をホウ素-10同位体について濃縮する方法及び装置を提供することにある。【構成】供給相としてホウ酸溶液、溶離剤又は移動相として水、固定相として弱塩基性陰イオン交換樹脂をそれぞれ用いて、連続環状クロマトグラフ(12)内においてホウ酸溶液中のB10同位体の分離を行う。連続環状クロマトグラフは、その頂部近傍に設けられていて、供給ホウ酸水溶液を導入する供給管、溶離溶液を導入する供給管、弱塩基性陰イオン交換樹脂が充填されていて、ホウ素同位体を少なくとも2つの別々の同位体生成物フラクション、即ち、少なくとも一つのホウ素-10濃縮生成物フラクションと少なくとも一つのホウ素-10減少生成物フラクションに溶解するのに十分な高さ及び直径をもつ回転自在な環状イオン交換樹脂クロマトグラフィーカラム、及び同位体生成物フラクションを別々に収集する生成物収集ポートを有する。
請求項(抜粋):
ホウ酸水溶液中のホウ素同位体を分離する連続式方法において、ホウ素同位体の混合物を含む供給ホウ酸水溶液を準備する段階(a)と、供給ホウ酸水溶液を連続環状クロマトグラフの環状カラム内に収容されているイオン交換樹脂上に、ホウ素同位体を互いに別種の生成物フラクションに分離するのに十分な鉛直高さ及び直径を有する環状カラムの頂部の第1の位置で装入する段階(b)と、水性溶離剤を環状カラムの頂部の第1の位置から角度的に変位した第2の位置で連続環状クロマトグラフのイオン交換樹脂上に供給して供給ホウ酸水溶液を連続環状クロマトグラフの環状カラムに沿って溶離させる段階(c)と、段階(b)及び段階(c)中、連続環状クロマトグラフを連続回転させ、その間、供給ホウ酸水溶液及び溶離剤がイオン交換樹脂中に拡散するようになり、供給ホウ酸水溶液中のホウ素同位体を互いに別種の生成物フラクションに分離して各生成物フラクションを環状カラムの長さに沿って第1の位置から角度的に且つ長手方向に変位させるようにする段階(d)と、互いに別種のホウ素同位体生成物フラクションを連続環状クロマトグラフの互いに異なる角度変位位置で別々に収集する段階(e)と、互いに別種のホウ素同位体生成物フラクションの量を別々に減少させて濃縮ホウ素同位体フラクションを生成させると共に水性溶離剤を生成物フラクションから回収する段階(f)と、段階(c)で再使用するために水性溶離剤を再生処理する段階(g)とを有することを特徴とする方法。
IPC (2件):
B01D 15/08 ,  G21C 7/22 GDP
引用特許:
審査官引用 (2件)

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