特許
J-GLOBAL ID:200903069268619173

車両用駆動力調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 有
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-213019
公開番号(公開出願番号):特開平7-061252
出願日: 1993年08月27日
公開日(公表日): 1995年03月07日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、車両用駆動力調整装置に関し、同軸上に配置された一対のカップリングが同時に係合することを防止し、且つ油圧系のシステムを小型化できるようにすることを目的とする。【構成】 エンジンからの駆動力を入力される入力部1と、第1及び第2回転軸間2,3の差動を許容しつつ駆動力を各回転軸2,3に伝達する差動機構4と、この駆動力配分を調整しうる駆動力伝達制御機構5とをそなえ、駆動力伝達制御機構5に、互いに隣接した一体型カップリングとして構成される第1及び第2の伝達トルク容量可変型カップリング7,8を設け、これら第1及び第2のカップリング7,8の係合状態を調整する第1,第2のピストン7C,8Cを互いに対向するように設けて、第1及び第2のピストン7C,8Cとの間に、第1のピストン7Cの押圧時には第2のピストン8Cが押圧を解除し、第2のピストンの押圧時には、上述と逆の動作を行なうような連係構造21を設けて構成する。
請求項(抜粋):
車両における第1回転軸と第2回転軸との間に、エンジンからの駆動力を入力される入力部と、該第1及び第2回転軸間の差動を許容しつつ該入力部から入力された駆動力を該第1及び第2回転軸に伝達する差動機構と、該駆動力の伝達状態を制御して該第1及び第2回転軸への駆動力配分を調整しうる駆動力伝達制御機構とをそなえ、該駆動力伝達制御機構が、第1回転軸と第2回転軸との間に介装されてこれらの回転軸のうちの一方の回転軸の回転速度を増速して第1の中間軸に出力する増速機構と該一方の回転軸の回転速度を減速して第2の中間軸に出力する減速機構とが一体化された増減速機構と、該第1の中間軸と該第1及び第2回転軸のうちの他方の回転軸との間に介装されて該第1の中間軸と該他方の回転軸との間で駆動力の伝達を行ないうる第1の伝達トルク容量可変型カップリングと、該第2の中間軸と該第1及び第2回転軸のうちの他方の回転軸との間に介装されて該第2の中間軸と該他方の回転軸との間で駆動力の伝達を行ないうる第2の伝達トルク容量可変型カップリングとから構成され、該第1及び第2の伝達トルク容量可変型カップリングが互いに隣接して一体化された一体型カップリングとして構成されて、該第1の伝達トルク容量可変型カップリングの係合状態を調整すべく押圧力を発揮する第1のピストンと、該第2の伝達トルク容量可変型カップリングの係合状態を調整すべく押圧力を発揮する第2のピストンが設けられて、該第1のピストンの押圧方向と該第2のピストンの押圧方向とが互いに対向する向きに設定され、該第1のピストンと該第2のピストンとの間に、該第1のピストンの押圧時には該第2のピストンが押圧を解除し、該第2のピストンの押圧時には該第1のピストンが押圧を解除するように連係構造が設けられていることを特徴とする、車両用駆動力調整装置。
IPC (3件):
B60K 17/16 ,  B60K 23/04 ,  F16H 48/30
引用特許:
審査官引用 (1件)

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