特許
J-GLOBAL ID:200903069594744735

電子源による電離箱

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡部 敏彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-216270
公開番号(公開出願番号):特開2001-068053
出願日: 2000年07月17日
公開日(公表日): 2001年03月16日
要約:
【要約】【課題】 反応区画室における必要なイオン分子反応のイオン化率が十分あるいはそれ以上に高いと共に、長い使用寿命を有し、安定し且つ真空気密な仕切りを備えた電離箱を提供する。【解決手段】 電離箱は2つの区画室から成り、その一方は真空であり電子源を収容し、他方はIMSの反応室である。真空区画室でX線量子が陽極において電子衝撃により生成され、これらのX線量子は2つの区画室の間の仕切りを貫通できる。このように、X線陽極でX線が発生され、それが直接反応区画室内の空気成分を電離するのに適するか、あるいはそこで変換層で変換されて光電子及び/又はより低いエネルギのX線を放出し、それが上記の機能を果たすかのどちらかとなる。2つの区画室の間の仕切りは、電子源からの電子及び気体分子に対して不透過性である。反応区画室内の1つ又は数個の変換層で、X線量子は、空気成分を高い効率で電離できるより低エネルギの量子及び/又は光電子に変換される。
請求項(抜粋):
イオン移動度分光装置、電子捕獲検出器、及び大気圧電離質量分光装置(APIMS)のいずれか1つの非放射性電離源を有する電離箱であって、真空区画室と、反応区画室と、分析物を該反応区画室に導入する供給部と、該分析物を排出する排出部とを備え、前記反応区画室が前記真空区画室から気体不透過性の仕切りによって隔てられ、非放射性電子源が前記真空区画室内に配置されて加速路の負極を構成し、前記加速路の正極が、前記仕切りの表面を含む前記真空区画室内に配置されたX線陽極として形成され、a)衝突する電子によって前記X線陽極に生成され前記反応区画室の方向に進行するX線光が前記仕切りに到達し、b)前記仕切りは、加速電圧によって達成される運動エネルギを有する電子に対しては本質的に不透過性であるが、前記X線陽極で生成される前記X線光に対しては本質的に透過性であり、c)前記仕切りの前記反応区画室側表面を含む前記反応区画室内に、1つ又は複数の電極が、該電極上の変換層に前記仕切りを通過した前記X線光から光電子を生成するために配置されていることを特徴とする電離箱。
IPC (3件):
H01J 49/16 ,  G01N 27/62 ,  G01N 27/64
FI (3件):
H01J 49/16 ,  G01N 27/62 G ,  G01N 27/64 C
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (8件)
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