特許
J-GLOBAL ID:200903069780337481
内燃機関のバルブタイミング制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-265569
公開番号(公開出願番号):特開2003-097229
出願日: 1997年02月18日
公開日(公表日): 2003年04月03日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関のベーン式バルブタイミング制御装置において、シール部材の磨耗を防止する。【解決手段】 スプロケット11に対する吸気側カムシャフト15の相対回転角度(回転位相)を遅角せしめるときの変位速度(遅角速度)と進角せしめるときの変位速度(進角速度)とでは、作用するフリクションの差により、進角速度≪遅角速度となる。従って、シール部材の磨耗は遅角時に進む。そこで、ジャーナル部内の遅角油圧供給路156に通路面積変更部を設け、遅角油圧供給路156において、進角時の油の流れ方向の圧力損失に比し遅角時の油の流れ方向の圧力損失が大となり、遅角速度すなわちシール部材の摺動速度が抑えられるようにする。
請求項(抜粋):
内周面に少なくとも1つの凹部を有する第1の回転体と、前記凹部を第1の液圧室と第2の液圧室とに区画する少なくとも1つのベーンを有するとともに相対回転可能に前記第1の回転体と同軸に組み合わせられる第2の回転体と、前記第1の回転体又は前記第2の回転体の一方を回転せしめるクランクシャフトと、前記第1の回転体又は前記第2の回転体の他方と連動して回転しバルブを駆動するカムシャフトと、作動液供給通路を介して前記第1の液圧室又は前記第2の液圧室に作動液を供給する作動液供給手段と、前記第1の回転体又は前記第2の回転体の少なくとも一方に設けられ前記第1の液圧室及び前記第2の液圧室を液密に区画するシール部材と、を具備する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記カムシャフトが前記クランクシャフトに対して遅角せしめられるときに、前記シール部材の磨耗を防止すべく、前記第1の回転体と前記第2の回転体との相対回転の速度を低減させる遅角速度低減手段、として、前記第1の液圧室又は第2の液圧室に作動液を供給する作動液供給通路に設けられた通路面積変更部により、前記カムシャフトが前記クランクシャフトに対して進角せしめられるときの作動液流れ方向の圧力損失に比し、前記カムシャフトが前記クランクシャフトに対して遅角せしめられるときの作動液流れ方向の圧力損失を大とする圧力損失調整手段、を設けたことを特徴とする、内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (2件):
FI (2件):
F01L 1/34 E
, F01L 1/04 Z
Fターム (20件):
3G016AA19
, 3G016CA12
, 3G016CA36
, 3G016CA37
, 3G016DA06
, 3G016DA22
, 3G016GA02
, 3G018BA09
, 3G018BA33
, 3G018CA18
, 3G018DA05
, 3G018DA53
, 3G018DA71
, 3G018DA83
, 3G018DA85
, 3G018EA31
, 3G018EA32
, 3G018FA01
, 3G018FA07
, 3G018GA27
引用特許:
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