特許
J-GLOBAL ID:200903069858949497

音源位置標定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-161854
公開番号(公開出願番号):特開平9-014948
出願日: 1995年06月28日
公開日(公表日): 1997年01月17日
要約:
【要約】【目的】 未知音源の位置推定で、地形の影響による誤差を除く。【構成】 仮補正ベクトル演算部4は、標高値を格納した地図データベース3を参照し、設定された複数の仮音源位置と複数のセンサ1-1〜1-N間を結ぶ断面内の標高データを求め、該各センサと各仮音源位置間の音響信号の仮到着時刻をそれぞれ求める。そして、各仮到着時刻に基づく各仮音源位置の仮標定位置をそれぞれ求め、各仮標定位置と仮音源位置の誤差を仮補正ベクトルとして、該仮標定位置と対応させてメモリ5に格納する。次に、標定処理部2が双曲線の幾何学的性質を用い、各センサの受信音響信号の測定到着時刻に基づく未知音源位置を標定する。補正処理部6は、その標定位置近傍の仮標定位置に対応する仮補正ベクトルを補間して、地形を考慮した補正ベクトルを求め、その補正ベクトルを未知音源標定位置に加算して、最終的な標定結果OUTを出力する。
請求項(抜粋):
任意に配置した少なくとも3つのセンサで受信した音響信号の測定到着時刻から、双曲線の幾何学的性質を用いて該音響信号を発生した未知音源の位置を標定する音源位置標定方法において、予め、目標とする前記標定領域内に複数の仮音源位置を設定する処理と、該標定領域と前記各センサの設置位置のXY平面座標値およびその座標における標高値からなる地図データベースを用いて、該各仮音源位置と各センサの設置位置間を結ぶ垂直断面における標高データをそれぞれ求め、該各標高データに基づき前記各音響信号の最短経路距離を演算してそれを音速で割って、該各仮音源位置と各センサの設置位置間の音響信号の仮到着時刻をそれぞれ演算する処理と、その演算された各仮到着時間から、前記双曲線の幾何学的性質を用いた該各仮音源位置に対する標定で仮標定位置をそれぞれ求めると共に、その各仮標定位置とそれに対応する仮音源位置の誤差を仮補正ベクトルとしてそれぞれ求める処理とを行い、メモリに該各仮標定位置及び該仮補正ベクトルの組みをそれぞれ格納する地形補正値作成処理を実施しておき、次に、前記複数のセンサで受信した各音響信号の測定到着時刻から、前記双曲線の幾何学的性質を用いて未知音源の位置を標定する処理と、該標定位置の近傍の前記仮標定位置に対応する前記メモリ中の仮補正ベクトルによって補間されたベクトルとして、未知音源の標定位置に対する補正ベクトルを求める処理とを行い、該補正ベクトルを該標定位置に加算することで最終的な標定結果を得る標定処理を、実施することを特徴する音源位置標定方法。
IPC (3件):
G01B 17/00 ,  G01C 15/00 ,  G01S 5/26
FI (3件):
G01B 17/00 B ,  G01C 15/00 A ,  G01S 5/26
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 音源位置推定装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-114678   出願人:沖電気工業株式会社

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