特許
J-GLOBAL ID:200903069978618621

被削性に優れ、強度異方性の小さい鉛無添加の機械構造用鋼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横井 健至
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-377856
公開番号(公開出願番号):特開2002-180184
出願日: 2000年12月12日
公開日(公表日): 2002年06月26日
要約:
【要約】【課題】 環境問題に配慮して鉛無添加の鋼として硫化物系介在物を快削性物質とし、最適な硫化物分散形態とすることにより靱性および被削性を向上させ、鋼材の強度特性を大きく劣化させることなく、広範囲の切削方法や切削条件において優れた被削性を有し、特に耐超硬工具摩耗性および切粉処理性に優れた機械構造用鋼を提供する。【解決手段】 快削性物質として硫化物系介在物を含有する機械構造用低合金鋼、例えばJIS SCRとして規定するクロム鋼に快削成分としてMg、Ca、Sを添加してなるクロム鋼を溶製し、該クロム鋼の鋼材を熱間圧延あるいは熱間鍛造により該鋼材中に介在する長径が1.5μm以上である硫化物粒子の長径と粒子間距離の比を0.5より小とし、かつ、長径が1.5μm以上である硫化物粒子の平均面積を図1に見られるように9μm2以上とし、ドリル被削性に優れた焼入焼戻して鉛無添加の快削鋼の鋼材を得る。
請求項(抜粋):
快削性物質として硫化物系介在物を含有する機械構造用低合金鋼からなり、該機械構造用低合金鋼の長径が1.5μm以上である硫化物粒子は長径と粒子間距離の比が0.5未満で、かつ、長径が1.5μm以上である硫化物粒子の平均面積は9μm2以上であることを特徴とする、被削性に優れ、強度異方性の小さい鉛無添加の機械構造用鋼。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58
FI (3件):
C22C 38/00 301 M ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 鍛造性と被削性に優れる鋼
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-095733   出願人:新日本製鐵株式会社
  • 被削性に優れる機械構造用鋼
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-251678   出願人:山陽特殊製鋼株式会社, 愛知製鋼株式会社, 株式会社豊田中央研究所, トヨタ自動車株式会社

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