特許
J-GLOBAL ID:200903070152525188

無線受信機および無線送受信機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 史旺 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-089610
公開番号(公開出願番号):特開平10-285068
出願日: 1997年04月08日
公開日(公表日): 1998年10月23日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、周波数の高い精度と安定性とが要求される無線受信機および無線送受信機に関し、始動時の立ち上がりを高速化できることを目的とする。【解決手段】 発振周波数が温度補償されて与えられる値に亘ってシフトした周波数の基準信号を生成する基準生成手段と、周波数合成を行って局発信号を生成する局部発振手段と、受信波を周波数変換して中間周波信号を生成する周波数変換手段と、さらに復調して受信波が信号空間でとる信号点の列を得る復調手段と、その受信波の周波数の偏差を求める偏差検出手段と、この偏差が圧縮される方向に基準信号の周波数が変化する値を基準生成手段に与える制御手段と、記憶手段と、疑似受信波が周波数変換手段に与えられているときに、制御手段が基準生成手段に与える値を初期値として記憶手段に格納する初期設定手段とを備え、制御手段はこの初期値を始動の際に基準生成手段に与える手段を有して構成される。
請求項(抜粋):
動作温度の範囲における発振周波数の変動分が補償され、かつ外部から与えられる値に亘ってシフトした周波数の基準信号を生成する基準生成手段と、前記基準生成手段によって生成された基準信号の周波数を基準として周波数合成を行って局発信号を生成する局部発振手段と、信号空間で位相が異なる複数の信号点をとる受信波を取り込み、かつ前記局部発振手段によって与えられた局発信号を基準としてその受信波を周波数変換することにより中間周波信号を生成する周波数変換手段と、前記周波数変換手段によって生成された中間周波信号を復調し、前記受信波が前記信号空間でとる信号点の列を得る復調手段と、前記復調手段によって得られた信号点の位相の列を2回微分することにより前記受信波の周波数の偏差を求める偏差検出手段と、前記偏差検出手段によって求められた偏差が圧縮される方向に、前記基準信号の周波数が変化する値を前記基準生成手段に与える制御手段とを備えた無線受信機において、前記値の初期値の保持に供される記憶手段と、前記受信波に対して周波数の偏差および安定度が同等あるいはそれ以上と見なし得る疑似受信波がその受信波に代えて前記周波数変換手段に与えられているときに、前記制御手段によって前記基準生成手段に所望の精度で定常的に与えられている値を前記初期値として前記記憶手段に格納する初期設定手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された初期値を始動の際に読み出して前記基準生成手段に与える手段を有することを特徴とする無線受信機。
IPC (3件):
H04B 1/26 ,  H04B 1/10 ,  H04J 13/00
FI (3件):
H04B 1/26 B ,  H04B 1/10 X ,  H04J 13/00 A
引用特許:
審査官引用 (4件)
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