特許
J-GLOBAL ID:200903070181455040

誘導機の磁束制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 純之助 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-278771
公開番号(公開出願番号):特開平8-149897
出願日: 1994年11月14日
公開日(公表日): 1996年06月07日
要約:
【要約】【目的】良好な効率が得られると共に電源電圧や回転速度が急変した場合でも常に正常なベクトル制御が行える誘導機の磁束制御装置を提供する。【構成】磁束目標値φγrから相電圧の振幅Vpmagまでの伝達特性Gmの逆伝達特性1/Gmと、Gmの定常ゲインkmsを有する補償手段4を、従来の定常状態しか考慮していない磁束リミッタ3の後に設けるように構成した。そのため該補償器の入力φγrlから誘導機の相電圧の振幅Vpmagまでの伝達特性がGm(kms/Gm)=kms(定数)となるので、定常状態では勿論のこと、過渡的にも出力トルクがトルク指令値に一致するように制御できる。すなわち、どのような磁束指令値が与えられても常に定常状態と同じ電圧の応答が得られ、誘導機の電流制御が磁束指令値に追従不可能になることがない。
請求項(抜粋):
与えられたトルク指令値および磁束指令値に追従するように、誘導機に流す一次電流の励磁電流およびトルク電流と出力周波数とを誘導機の定数を用いて演算することにより、該一次電流と出力周波数とを制御する誘導機のベクトル制御装置において、上記磁束指令値を入力し、誘導機の定常状態における該磁束指令値の上限値を設定する上限値設定手段と、上記上限値設定手段の出力を入力し、ベクトル制御駆動された場合における誘導機の磁束目標値から実際に誘導機に与えられる相電圧までの伝達特性Gmの逆伝達特性1/Gmと、該Gmと同じ定常ゲインkmsの特性を有する磁束磁束補償手段と、上記トルク指令値に基づいたトルク目標値と、上記磁束磁束補償手段の出力と、誘導機の回転速度とに基づいて励磁電流指令値、トルク電流指令値および出力周波数を演算するベクトル制御手段と、を備えたことを特徴とする誘導機の磁束制御装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭64-081679
  • 電気自動車の通信制御方式
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-031733   出願人:富士通電装株式会社
  • 特開平2-023085

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