特許
J-GLOBAL ID:200903070381979648

宇宙用液体容器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-003517
公開番号(公開出願番号):特開平7-203943
出願日: 1994年01月18日
公開日(公表日): 1995年08月08日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、宇宙空間の微小重力下で実験等を行う場合に使用される宇宙用液体容器に関する。従来、この種の実験等に使用される容器は、容器中に注入する液体中への気体の混合を防止するため、柔軟性のある素材で製作されており、容器内容積が一定せず定量化を必要とする試験が困難であるとともに、容器内部の観測が困難であった。【構成】 本発明は、濡れ性に富み、注入される液圧で変形しない、固い素材で形成された薄い板状の中板の中央部に鋭角な稜を有する菱形を打抜いて液体を貯留する空間を形成し、菱形の稜部分に連通する注入・注出口を中板内部に設け、中板の表、裏面に濡れ性に富み、固い、そして透明の天板を貼着して宇宙用液体容器とした。これにより、液体の注入、注出時の気液混合を防止できるとともに、従来柔軟性の素材のある素材で容器を形成していた場合の上記不具合を解消できる。
請求項(抜粋):
微小重力空間で、液体を気液混合することなく注入、排出するための宇宙用液体容器において、濡れ性が良く液体注入で変形しない素材からなる薄い板材の中央部が略菱形に凹設されて前記液体を貯留する空間を形成した中板と、前記中板に穿設され前記空間に凹設された菱形の鋭角な2つの稜部をそれぞれ外部に連通する注入・注出口と、濡れ性が良く液体注入で変形しない素材で形成され前記中板の前面に貼設されて前記空間の内部が透視できる天板とからなることを特徴とする宇宙用液体容器。

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