特許
J-GLOBAL ID:200903070449847729

車両用左右駆動力配分装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-324374
公開番号(公開出願番号):特開平10-166884
出願日: 1996年12月04日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】【課題】左右出力軸方向の長大化を防止し、車載性に優れ部品点数も少なく小型軽量で、従来装置と互換性を有し、バイパストルクの調整・設定も容易で制御精度が高く耐久・信頼性に優れ、応答性良く十分な差動制限トルクを発生する。【解決手段】差動制限用多板クラッチ59を備えた差動制限機構部44からの左右一方の出力軸に第1の歯車63を、他方の出力軸に第2,3の歯車65,66を固定し、これら同一回転軸芯上の歯車と噛合する第4,5,6の歯車67,68,69を上記回転軸芯と平行な同一回転軸芯上に配設し、2組一体のクラッチを設ける。第1,4の歯車63,67で第1の歯車列、第2,5の歯車65,68で第2の歯車列、第3,6の歯車66,69で第3の歯車列を形成し、各ギヤ比は、0.9、0.9×0.9、1に設定する。そして2組一体の第1,2の油圧多板クラッチの連結を制御し、駆動力を左右輪間で直接配分制御する。
請求項(抜粋):
駆動力をディファレンシャルケースに伝達し、回転する上記ディファレンシャルケース内部に形成した歯車機構で左右輪間の差動を行うとともに、上記ディファレンシャルケースと左右輪への出力部とを上記左右輪間の差動に応じて連結自在な差動制限機構を有する差動制限装置を備え、上記左輪側出力部と上記右輪側出力部のどちらか一方に、左右輪間に差動がない条件で、第1の回転部材に対し基準回転速度を発生させる第1の歯車を設け、他方の出力部に上記基準回転速度より大きい第2の回転速度で第2の回転部材を回転させる第2の歯車と上記基準回転速度より小さい第3の回転速度で第3の回転部材を回転させる第3の歯車を設け、上記第1の回転部材と上記第2の回転部材と上記第3の回転部材とを上記左輪側出力部と上記右輪側出力部の回転軸芯と平行な同一回転軸芯上に配設するとともに、上記第1の回転部材と上記第2の回転部材が伝達容量可変なクラッチ機構と上記第1の回転部材と上記第3の回転部材が伝達容量可変なクラッチ機構の2組のクラッチ機構を上記各回転部材の回転軸芯上に一体に形成したことを特徴とする車両用左右駆動力配分装置。
IPC (3件):
B60K 23/04 ,  B60K 17/16 ,  F16H 37/08
FI (3件):
B60K 23/04 E ,  B60K 17/16 Z ,  F16H 37/08
引用特許:
審査官引用 (3件)

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