特許
J-GLOBAL ID:200903070690279502

エンジンの燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 尾仲 一宗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-249087
公開番号(公開出願番号):特開平10-077922
出願日: 1996年08月31日
公開日(公表日): 1998年03月24日
要約:
【要約】【課題】 この発明は、バランスチャンバ内の燃料圧を解放する排出開口の有効開口面積を段階的に変更することにより、針弁のリフト速度を制御して初期燃料噴射率のパターンに柔軟性を持たせた燃料噴射装置を提供する。【解決手段】 ソレノイド35に供給する電流値を大小に変更することにより、電磁弁5の移動量を変えて、バランスチャンバ30内の燃料圧を解放する排出開口33の開度を変更する。移動量に応じて戻しばね力に格段の差を設けた戻しばね機構のために、電磁弁5を移動させるために要するソレノイド35への通電電流の大きさが明確に異なるので、バランスチャンバ30内の燃料圧の解放のバラツキが少なくなり、安定した燃料噴射率制御を行うことができる。針弁のリフト途中で通電量を変更すると、初期燃料噴射率制御を多様に行うことができる。
請求項(抜粋):
燃料を噴射する噴孔を先端に備えた本体、前記本体の中空部内に固定されたコントロールスリーブ、前記コントロールスリーブの中空穴に受圧面となる端部が挿入されて前記本体の前記中空部内を往復動し且つ前記噴孔を開閉する針弁を含む弁体、前記弁体のリフト量を制御するため前記コントロールスリーブの前記中空穴と前記弁体の前記受圧面とによって形成されたバランスチャンバ、前記バランスチャンバに燃料圧を供給するため前記コントロールスリーブに形成された供給路、前記バランスチャンバ内の燃料圧を解放するため前記コントロールスリーブに形成された排出路、及び前記排出路を開閉するための制御手段を有し、前記制御手段は、前記排出路の排出開口を開放するため電磁力を付勢するソレノイドを備えた電磁弁、及び前記電磁弁にばね力を作用して前記排出開口を閉鎖するためばね定数の異なるスプリング手段から成る戻しばね機構から成り、前記排出路の前記電磁弁によって開口する前記排出開口の有効開口面積は前記排出路の最小通路断面積より小さく設定されていることから成るエンジンの燃料噴射装置。
IPC (4件):
F02M 47/00 ,  F02M 45/00 ,  F02M 51/00 ,  F02M 51/06
FI (7件):
F02M 47/00 F ,  F02M 45/00 C ,  F02M 45/00 E ,  F02M 51/00 F ,  F02M 51/06 Z ,  F02M 51/06 D ,  F02M 51/06 M
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 蓄圧式燃料噴射装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-233817   出願人:株式会社日本自動車部品総合研究所
  • 特開平2-169862

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