特許
J-GLOBAL ID:200903071054148674

車両の動力伝達系の補助駆動軸のための流体継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外10名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-567865
公開番号(公開出願番号):特表2002-523302
出願日: 1999年08月31日
公開日(公表日): 2002年07月30日
要約:
【要約】【解決手段】 車両の動力伝達系(22)において、ケーシング(46)と補助駆動軸(36)の一対の駆動ハーフ軸(40)とを結合する流体継手(38)であって、差動流体を収容するハウジング(44)と同ハウジング内に回転自在に取付けられたケーシング(46)とを含む。ケーシング(46)と各駆動ハーフ軸(40)との間にはクラッチ(76)が延在し、同クラッチは一対の液圧ポンプ(90)の動作によって両者間のトルク伝達をするように動作できるもので、ポンプから送られて作動流体を提供された一対のピストンチャンバ(110)のピストン(120)がクラッチを動作させる。各ピストンチャンバ(110)の出口ポート(122)と関連する温度補償バルブ(124)、及び各ピストンチャンバの圧力リリーフバルブ(126)がクラッチの動作をコントロールする。
請求項(抜粋):
メイン駆動軸、補助駆動軸、及び、これらのメイン駆動軸と補助駆動軸との間に延びる結合軸を備えた車両の動力伝達系における上記補助駆動軸の一対の駆動ハーフ軸を結合する流体継手であって、この流体継手が、 作動流体を収容するハウジングと、 ハウジング内に回転自在に取り付けられると共に結合軸を介してメイン駆動軸により回転駆動されるケーシングであって、このケーシングは一対の開口を有し、これらの開口を通って一対の駆動ハーフ軸がそれぞれケーシング内へ突出し、上記ケーシングは上記の一対の開口にそれぞれ近接する一対の流体入口を備えている上記ケーシングと、 ケーシング内でこのケーシングと駆動ハーフ軸の各々との間に延びるクラッチであって、このクラッチはケーシングと一対の駆動ハーフ軸の各々との間でトルクを伝達するように動作可能である上記クラッチと、 上記一対の流体入口にそれぞれが隣接して上記ケーシング内に配置された一対の流体ポンプであって、これらの流体ポンプの間に上記クラッチが配置され、これらの流体ポンプの各々は、外歯を有すると共に上記駆動ハーフ軸の関連する一方に対するスプライン結合部を有するインペラを備え、上記流体ポンプの各々は、さらに、上記インペラに対して偏心して回転するように取り付けられると共にインペラの外歯と噛合する内歯を備えた内歯歯車を有し、上記インペラは内歯歯車よりもひとつだけ少ない歯を有して、上記ケーシングと関連した駆動ハーフ軸との間での相対的な回転により、上記近接した流体入口を通って上記ケーシング内に作動流体を回転ポンプ動作させて送る上記一対の流体ポンプと、 上記ケーシング内に形成され且つ上記一対の流体ポンプからポンプ動作により送れれた作動流体を受け入れるように上記クラッチの反対側にそれぞれ配置された一対のピストンチャンバと、 上記一対のピストンチャンバ内にそれぞれが配置され且つ上記クラッチを動作させてケーシングと上記駆動ハーフ軸の少なくとも一方との間でトルクを伝達するようにポンプで送られた作動流体により動くことができる一対のピストンと、 を有し、 各ピストンチャンバは、ポンプで送られた作動流体が流れる流れ領域を備えた出口ポートを有し、各出口ポートは、温度上昇の際には出口ポートの流れ領域を小さくすると共に温度下降の際には出口ポートの流れ領域を大きくする温度補償バルブを有し、ポンプで送られた作動流体が関連するピストンチャンバから流れ出るのをコントロールして、それによりケーシングと駆動ハーフ軸との間におけるトルク伝達をコントロールすることを特徴とする流体継手。
IPC (3件):
B60K 23/08 ,  B60K 17/35 ,  F16H 48/20
FI (3件):
B60K 23/08 C ,  B60K 17/35 D ,  F16H 1/455
Fターム (44件):
3D036GA16 ,  3D036GA20 ,  3D036GA22 ,  3D036GA38 ,  3D036GB04 ,  3D036GC03 ,  3D036GC07 ,  3D036GD03 ,  3D036GD04 ,  3D036GF10 ,  3D036GG61 ,  3D036GG64 ,  3D036GH17 ,  3D036GJ17 ,  3D043AA05 ,  3D043EA03 ,  3D043EA18 ,  3D043EA23 ,  3D043EA25 ,  3D043EA42 ,  3D043EA43 ,  3D043EB06 ,  3D043EB12 ,  3D043ED03 ,  3D043EE07 ,  3D043EF06 ,  3D043EF12 ,  3D043EF19 ,  3J027FA08 ,  3J027FA34 ,  3J027FB04 ,  3J027HA05 ,  3J027HB07 ,  3J027HC22 ,  3J027HC25 ,  3J027HC26 ,  3J027HC29 ,  3J027HE01 ,  3J027HF13 ,  3J027HF16 ,  3J027HF27 ,  3J027HG03 ,  3J027HH01 ,  3J027HK10
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開平2-037034
  • 車輌駆動列油圧カップリング
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平5-516589   出願人:アシャコーポレイション
  • 特開昭61-248934
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審査官引用 (4件)
  • 特開平2-037034
  • 車輌駆動列油圧カップリング
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平5-516589   出願人:アシャコーポレイション
  • 特開昭61-248934
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