特許
J-GLOBAL ID:200903071206171901

ろう付け方法およびろう付け用の組立品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-123325
公開番号(公開出願番号):特開2000-071064
出願日: 1999年04月30日
公開日(公表日): 2000年03月07日
要約:
【要約】【課題】 ろう付けプロセスにおいて物品開口部へのろう材料の流入を阻止しかつ開口部の変形を防止する。【解決手段】 ろう付けプロセスにおいて、耐熱性結合剤を配合した雲母物質から形成したシム88を、物品の開口部64に圧縮して締まり嵌めし、開口部64の壁78,82を支持させる。高温加熱された後もシム88は剛性と強度を保持し続けるため、高温でのろう付けが可能であり、さらに開口部64の変形を防止できる。また、シムは制止材料として作用するため、開口部64に不必要なろう材料84が流入することを阻止でき、シム88がろう材料84によって近接構造に付着されることがない。また、高温加熱されると、シム88の脆性も増大されるため、除去することが容易となる。
請求項(抜粋):
物品をろう付けする方法であり、前記物品は、壁により区画された開口部を有するとともに、ろう付け中に溶解状態にあるろう材料を受ける第1の表面を備え、かつ溶解状態にあるろう材料が前記壁近接の領域に流入し得るものにおいて前記開口部に制止材料を配置し、前記制止材料は少なくとも1層の板状雲母材料と耐熱性結合剤とを含んでおり、前記制止材料を前記開口部に押し込むことで前記制止材料を圧縮して、前記開口部の前記壁が前記制止材料に圧縮力を加えるとともに前記制止材料が前記壁に対して力を加えるような状態になるようにし、前記ろう材料を、ろう付けのための適宜な方法で、前記物品の第1の表面に配置し、前記ろう材料と前記物品を、前記ろう材料が溶解する温度に所定時間加熱し、このろう付け工程の温度によって前記制止材料の一部が気体化して、前記制止材料の体積が減少し、その残存した前記制止材料が前記壁と密接し、この残存した制止材料によって前記ろう材料の前記開口部への侵入が阻止されるようにした、ろう付けする方法。
IPC (4件):
B23K 1/00 330 ,  B23K 1/00 ,  B23K 1/18 ,  B23K 3/00 310
FI (4件):
B23K 1/00 330 P ,  B23K 1/00 X ,  B23K 1/18 Z ,  B23K 3/00 310 P
引用特許:
審査官引用 (1件)

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