特許
J-GLOBAL ID:200903071370349266

画像材料用支持体

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-152304
公開番号(公開出願番号):特開平10-001899
出願日: 1996年06月13日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 切断性が良好であり、かつ切断寸法が正確であり、なおかつ腰が強い、更にはカール物性が良好である画像材料及びそのプリントを提供出来る樹脂被覆紙型画像材料用支持体を提供することが課題である。【解決手段】 天然パルプを主成分とする紙を基質として、紙基質の両側がフィルム形成能ある樹脂を含む樹脂層で被覆された画像材料用支持体であって、紙基質は、紙用薬品添加前の叩解後の天然パルプについて測定された、〔(パルプの繊維長)/(パルプの濾水度)〕の値及びパルプの繊維長が特定範囲にある天然パルプを主成分として構成されたものであり、かつ画像材料の切断性指数が特定値以上であることにより、課題が解決される。
請求項(抜粋):
天然パルプを主成分とする紙を基質として、その一方の画像形成層を設ける側の紙基質がフィルム形成能ある樹脂(a)を含む樹脂層(A)で被覆され、その反対側の紙基質がフィルム形成能ある樹脂(b)を含む樹脂層(B)で被覆された画像材料用支持体であって、紙基質は、紙用薬品を添加する前の叩解後の天然パルプについて測定された、下記で規定される、〔(パルプの繊維長)/(パルプの濾水度)〕の値が、1.4×10-3(mm/ml)〜2.0×10-3(mm/ml)の範囲にあり、かつパルプの繊維長が0.47mm〜0.57mmの範囲にある天然パルプを主成分として構成されたものであり、なおかつ該画像材料用支持体の下記数式1で示される切断性指数(C値)が、2.0以上であることを特徴とする画像材料用支持体。ここで、パルプの繊維長及びパルプの濾水度は、下記で規定される。パルプの繊維長:叩解後のパルプについて,JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法No.52-89「紙及びパルプ繊維長試験方法」に準拠して測定した長さ加重平均繊維長(mm)で表示したもの。パルプの濾水度:叩解後のパルプについて、TAPPI スタンダード パルプ試験法No.T227m-58「パルプのフリーネス(濾水度)」に準拠して測定した濾水度(ml)。【数1】ここで内部結合強度及び穿孔力は、下記で規定される画像材料用支持体の内部結合強度(gfcm/cm2)及び穿孔力(gf)である。内部結合強度:JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法No.5493に準じて紙基質の抄紙方向で求めた画像材料用支持体の内部結合強さ。同試験方法で求まる強さは2.54cm×2.54cmの面積当たりの強さ(kgfcm)であるので、単位面積( cm2)当たりに換算した値。具体的には同試験方法で求まる内部結合強さ(kgfcm)に155を乗じることによりgfcm/cm2の単位に換算される。穿孔力:先端の直径が1mm、曲率が0.5mmである針を用いて、内径11mmのリング状の試料台に貼り合わせた試料を30cm/minの一定速度で試料に垂直に突き刺し、試料が突き破れたときの荷重を求める。その値を比例換算で220μm当たりにした値を穿孔力(単位:gf)とする。具体的には株式会社レオテック社製FUDOHレオメーターの荷重検出機能を有する測定機に上記針を取りつけ、30cm/minの一定速度で上記試料を垂直に突き刺し、その時の荷重変動を連続記録して最大荷重を求める。その値を比例換算で220μm当たりにした値を穿孔力(単位:gf)とする。
IPC (4件):
D21H 27/36 ,  B41M 5/00 ,  B41M 5/40 ,  G03C 1/775
FI (4件):
D21H 1/02 C ,  B41M 5/00 B ,  G03C 1/775 ,  B41M 5/26 H
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 写真印画紙用支持体の製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-033695   出願人:三菱製紙株式会社
  • 画像材料用支持体
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-049504   出願人:三菱製紙株式会社, 三菱化成株式会社
  • 写真印画紙用支持体
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-152011   出願人:三菱製紙株式会社
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