特許
J-GLOBAL ID:200903071535456321

電動機

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-329438
公開番号(公開出願番号):特開平8-163818
出願日: 1994年12月02日
公開日(公表日): 1996年06月21日
要約:
【要約】【目的】 動圧軸受部に介在される流体潤滑剤の劣化を、可及的に抑制することができ、耐久性と信頼性の向上を図ること。【構成】 スラストプレート5の外周端部79側に、スリーブ4及びスラストカバー6によって規定された実質上一定間隙の環状間隙60が設けられ、スラストプレート5の外周端表面には、半径方向外方へ開口する孔部81が設けられた。シャフト2の表面のうち、ラジアル軸受部A,Bの実質上最大動圧圧力が生成される対応部位には、孔部82、83が設けられ、これら孔部81,82,83により、第1の連通孔80として構成された。また環状間隙60に対応するスリーブ4の端部表面44には、孔部91が設けられ、スリーブ4におけるシャフト2と対向する内周面のうち、ラジアル軸受部A,B相互間の中心部に対応した部位に、孔部92が設けられ、これら孔部91,92により、第2の連通孔90として構成された。
請求項(抜粋):
ハウジングと、該ハウジングに固定された軸部材と、該軸部材に対して相対回転支持されるロータと、前記軸部材と前記ロータとの間に介在された流体潤滑剤による動圧軸受手段とを具備した電動機において、前記軸部材には、半径方向外方へ全周にわたって張り出したスラストプレートが設けられ、前記ロータは、前記軸部材に回転自在に支持されたスリーブと、前記スラストプレートを覆うスラストカバーとを含み、前記スリーブと前記軸部材との間に複数のラジアル軸受部が設けられ、前記スリーブの端部と前記スラストプレートとの間、及び前記スラストカバーと前記スラストプレートとの間に、夫々スラスト軸受部が設けられており、前記スラストプレートの外周端部側には、前記スリーブ及び前記スラストカバーによって規定された実質上一定間隙の環状間隙が設けられ、前記スラストプレートの外周端表面には、半径方向外方へ開口する孔部が設けられ、前記軸部材の表面のうち、前記複数のラジアル軸受部の実質上最大動圧圧力が生成される対応部位には、それぞれ孔部が設けられ、前記軸部材及び前記スラストプレートにおけるそれぞれ前記孔部は、該スラストプレートと該軸部材との夫々内部を経て連通しあう第1の連通孔として構成され、前記環状間隙に対応する前記スリーブの前記端部表面には、孔部が設けられ、前記スリーブにおける前記軸部材と対向する内周面のうち、前記ラジアル軸受部の実質上最大動圧圧力が生成される相互間の中心部に対応した部位に、孔部が設けられ、前記スリーブの前記両孔部は、前記スリーブ内部を経て連通しあう第2の連通孔として構成され、前記ロータが回転駆動されることにより、前記第1の連通孔を、前記流体潤滑剤が前記ラジアル軸受部から前記スラスト軸受部へ流通する流体潤滑剤還流往路とする一方、前記第2の連通孔を、前記流体潤滑剤が前記スラスト軸受部から前記ラジアル軸受部へ流通する流体潤滑剤還流復路とした、ことを特徴とする電動機。
IPC (4件):
H02K 7/08 ,  F16C 17/10 ,  H02K 5/167 ,  H02K 21/22
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特公昭63-043606
  • スピンドルモータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-128499   出願人:日本電産株式会社

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