特許
J-GLOBAL ID:200903071586921622

始動電動機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-131482
公開番号(公開出願番号):特開2000-320438
出願日: 1999年05月12日
公開日(公表日): 2000年11月21日
要約:
【要約】【課題】 この発明は、エンジン側の負荷の急変動に伴って始動出力軸に印加される過大な回転トルクを吸収して、出力伝達系の要素の破損を防止できる始動電動機を得る。【解決手段】 リング40が周方向の移動を回り止め42により規制されてフロントブラケット1に固定され、インターナルギヤ31がリヤ側に開口するようにリング40内に嵌着されている。そして、インターナルギヤ31が、始動出力軸6に印加される回転トルクが設定伝達回転トルクを越えると、リング40に対して滑り回転するように、リング40に嵌着されている。
請求項(抜粋):
電機子がヨーク内に収納されてなる始動モータと、この始動モータの回転出力を減速して始動出力軸に伝達する遊星減速装置と、周方向の移動が規制され、かつ、軸方向の移動が可能に上記始動出力軸に設けられたオーバーランニングクラッチと、このオーバーランニングクラッチと一体に上記始動出力軸上を軸方向に摺動可能に設けられたピニオンと、上記始動モータへの通電を制御するとともに、シフトレバーを介して上記オーバーランニングクラッチと一体に上記ピニオンをエンジンのリングギヤ側へ付勢する電磁スイッチとを備えた始動電動機において、上記遊星減速装置は、上記電機子に一体に形成されたモータ出力軸のフロント側外周部に刻設されたサンギヤと、回り止めが外周壁面に突設された円筒状に成形され、周方向の移動が該回り止めにより規制されてフロントブラケットに固定されたリングと、中心穴が底部中央に穿設され、かつ、内周ギヤ部が内周壁面に刻設された有底円筒状に成形され、リヤ側に開口するように上記リング内に嵌着されたインターナルギヤと、上記始動出力軸のリヤ側端部に一体に形成され、上記インターナルギヤの底部に軸受けを介して回転自在に支持され、かつ、上記モータ出力軸のフロント側端部を軸受けを介して回転自在に支持する円盤状のフランジ部と、上記フランジ部のリヤ側端面に同心状に等角ピッチに立設された複数のピンのそれぞれに回転自在に支持されて、上記内周ギヤ部および上記サンギヤに噛み合う複数の遊星歯車とを有し、上記インターナルギヤは、上記始動出力軸に印加される回転トルクが設定伝達回転トルクを越えると、上記リングに対して滑り回転するように、上記リングに嵌着されていることを特徴とする始動電動機。
IPC (2件):
F02N 11/04 ,  F02N 15/02
FI (2件):
F02N 11/04 A ,  F02N 15/02 N
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • スタータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-266868   出願人:日本電装株式会社

前のページに戻る