特許
J-GLOBAL ID:200903071921319983

混合液体マトリックスを用いたMALDI質量分析法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 正広
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-105150
公開番号(公開出願番号):特開2009-257844
出願日: 2008年04月14日
公開日(公表日): 2009年11月05日
要約:
【課題】サプレッション効果を防ぐことができ、スポット1個からペプチドと糖鎖又は糖ペプチドとの両方を高感度に検出することができ、MS測定において特定の分子種の選択的イオン化を行い、MSn測定における構造解析を容易にするMALDI質量分析方法を提供する。【解決手段】ペプチドと糖ペプチド又は糖とを含む試料と、3-aminoquinolineイオンとα-cyano-4-hydroxycinnamic acidイオンを含むイオン性液体3AQ/CHCA、及びtetramethylguanidineイオンとp-cumaric acidイオンとを含むイオン性液体TMG/CAと、有機溶媒及び水と、を含む混合液滴を調製する工程と;混合液滴から溶媒を除去してスポットを得る工程と;スポットの特定箇所から糖又は糖のイオンを得て、且つ、スポットの前記特定箇所と異なる箇所からペプチドのイオンを得る工程と;を含むMALDI質量分析法。【選択図】図3
請求項(抜粋):
(1)ペプチド及び糖ペプチド、又は、ペプチド及び糖を含む解析すべき試料と、 3-アミノキノリンイオンとα-シアノ-4-ヒドロキシケイ皮酸イオンを含むイオン性液体3AQ/CHCA、及び1,1,3,3-テトラメチルグアニジンイオンとp-クマル酸イオンとを含むイオン性液体TMG/CAと、 有機溶媒及び水を含む溶媒と、 を含む混合液滴をターゲットプレート上に調製する混合液滴調製工程と; (2)前記混合液滴から前記溶媒を除去することによって、前記解析すべき試料と、3AQ/CHCAと、TMG/CAとを含むスポットを前記ターゲットプレート上に得るスポット形成工程と; (3)前記スポットの特定の箇所にレーザー光を照射し、前記糖ペプチドのイオン又は糖のイオンを得ること、及び 前記スポットの前記特定の箇所と異なる箇所にレーザー光を照射し、前記ペプチドのイオンを得ること、 を含む質量分析工程と; を含む、混合液体マトリックスを用いたMALDI質量分析法。
IPC (2件):
G01N 27/64 ,  G01N 27/62
FI (3件):
G01N27/64 B ,  G01N27/62 V ,  G01N27/62 F
Fターム (13件):
2G041CA01 ,  2G041DA04 ,  2G041EA01 ,  2G041FA12 ,  2G041FA13 ,  2G041GA06 ,  2G041GA10 ,  2G041JA02 ,  2G041JA07 ,  2G041JA08 ,  2G041MA01 ,  2G041MA04 ,  2G041MA06
引用特許:
審査官引用 (3件)
引用文献:
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