特許
J-GLOBAL ID:200903071937432275

圧電磁器トランスとその駆動方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-018573
公開番号(公開出願番号):特開平10-215011
出願日: 1997年01月31日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 エネルギー変換効率が高く、しかも150kHz以下の低周波帯においても小型の圧電磁器トランスを提供する。【解決手段】 圧電磁器トランスの全体形状は円板状で、厚み方向に対して、発電部と駆動部、あるいは対称的に発電部・駆動部・発電部または駆動部・発電部・駆動部が区分されている。各部は厚み方向に互い違いに分極された積層構造をなし、内部電極は側端面から外部電極を介して主面上へと引き回し、振動の節に当たる主面中心付近より電気端子を引き出す。動作時は、径方向拡がり振動の基本モードを利用する。駆動側電気端子に径方向拡がり振動基本モードを励振する周波数で電圧を印加すると、駆動部は電気機械結合係数krに依存するkrモードで振動し、この振動は同時に発電部側に伝わり、発電部側ではkrに依存する高い効率で電気エネルギーに変換される。圧電磁器板の形状を正方形板にした場合にも、同様の特徴が得られる。
請求項(抜粋):
外形形状が円形板である圧電磁器板よりなる圧電磁器トランスであって、圧電磁器板の円形表面を主面とするとき、圧電磁器板を厚み方向において主面に平行な2つの領域に区分して、その一方の領域を駆動部、他方の領域を発電部とし、駆動部および発電部のそれぞれは、主面に平行に形成され厚み方向に対向する複数の内部電極対と各内部電極間の領域とよりなる積層構造を有し、かつ、互いに隣り合う内部電極間の領域は、分極方向が逆向きとなるように分極が施されており、さらに、駆動部と発電部との間の中間領域は未分極の絶縁層として設定されており、また、互いに対向する内部電極はその極性が逆となるようそれぞれの一部分が圧電磁器板の別々の側端面に露出して外部電極により一層毎に交互に接続され、さらにそれぞれの電気端子に接続している圧電磁器トランス。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 圧電磁器トランス
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-315791   出願人:日本フィリップス株式会社

前のページに戻る