特許
J-GLOBAL ID:200903072040699461

エコーキャンセラのフィルタ係数更新制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小池 隆彌
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-033437
公開番号(公開出願番号):特開平11-234177
出願日: 1998年02月17日
公開日(公表日): 1999年08月27日
要約:
【要約】【課題】 エコーキャンセラのフィルタ係数更新制御装置において、ダブルトーク発生時に一定時間過去のフィルタ係数をメモリから読み出し、現在のフィルタ係数と置き換える方法を用いるとき、メモリに記憶されているフィルタ係数がダブルトークによって適応が乱される前のものであるとは限らず、エコー消去量の劣化が十分に避けられないという問題があった。【解決手段】 本発明は、推定エコー経路特性を表すディジタルフィルタの係数を記憶するフィルタ係数記憶回路と、送信信号とエコー打ち消し後の信号からエコー消去量を算出する回路と、エコー消去量からしきい値を算出する回路と、エコー消去量としきい値を比較し、上記ディジタルフィルタの係数を上記記憶回路に転送するかどうかを判定する判定回路とを備えることを特徴とする。
請求項(抜粋):
エコー経路特性を推定しながら、受信信号と、得られたエコー経路特性から擬似エコー信号を生成して、上記受信信号から送信信号に含まれるエコーを打ち消すと共に、双方向同時通話の状態(以下、ダブルトークと言う)が検出されたときには、上記エコー経路特性への適応を停止するエコーキャンセラのフィルタ係数更新制御装置において、推定された上記エコー経路特性を表わすディジタルフィルタのフィルタ係数を記憶するフィルタ係数記憶回路と、上記送信信号とエコーを打ち消した後の信号とから、エコー消去量を算出するエコー消去量算出回路と、上記エコー消去量からしきい値を算出するしきい値算出回路と、上記エコー消去量と上記しきい値とを比較し、上記フィルタ係数を上記フィルタ係数記憶回路に転送するか否かを判定する判定回路とを備え、上記ダブルトークが検出されていない通常時には、上記エコー消去量が上記しきい値を越えた場合、上記エコー経路の推定が進んでいると判断して、上記フィルタ係数を上記フィルタ係数記憶回路に転送し、上記ダブルトークが検出されたときには、上記エコー経路の推定を停止すると共に、上記フィルタ係数記憶回路に記憶されているフィルタ係数を上記ディジタルフィルタに転送し、そのフィルタ係数を用いてエコー信号の打ち消しを継続することを特徴とするエコーキャンセラのフィルタ係数更新制御装置。
IPC (4件):
H04B 3/23 ,  H03H 17/02 601 ,  H03H 17/02 635 ,  H03H 21/00
FI (4件):
H04B 3/23 ,  H03H 17/02 601 N ,  H03H 17/02 635 A ,  H03H 21/00
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • エコーキャンセラ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-060269   出願人:沖電気工業株式会社
  • 特開昭62-024726
審査官引用 (2件)
  • エコーキャンセラ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-060269   出願人:沖電気工業株式会社
  • 特開昭62-024726

前のページに戻る