特許
J-GLOBAL ID:200903072298284940

分子の立体化学コード化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-288691
公開番号(公開出願番号):特開2001-114708
出願日: 1999年10月08日
公開日(公表日): 2001年04月24日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 例えばNMRの化学シフト予測等に適用可能であり、立体配座や立体配置等の分子の立体構造環境の情報をコンピュータに読みとり可能に、規範的にコード化可能な分子のコード化方法を提供する。【解決手段】 分子を構成する複数の原子の個々の原子の回りの立体化学を取り入れて分子をコード化する分子の立体化学コード化方法であって、順々に原子を階位に分類し、同じ階位に属する複数の原子を互いに順位付けするための所定の優先順位規則を設定し、複数の原子の間の結合関係を表すように低階位から高階位に向かって分子ツリー体を形成し、着目する階位の原子に記号付与し、分子ツリー体を一列の文字列で表記するための所定の線形表記規則を設定し、分子ツリー体に対応させて線形表記して、スタート原子に対して分子の立体配座と立体配置を表す立体化学に関するコードを作成する。
請求項(抜粋):
分子を構成する複数の原子の個々の原子の回りの立体化学を取り入れて分子をコード化する分子の立体化学コード化方法であって、着目するスタート原子を最低階位として第0階位に分類し、前記スタート原子と高階位側で結合する原子を第1階位に分類し、前記第1階位の原子と高階位側で結合する原子を第2階位に分類し、同様にして、所望により設定する最終の階位に至るまで順々に原子を階位に分類する階位分類工程と、同じ階位に属する複数の原子を互いに順位付けするための所定の優先順位規則を設定し、階位毎に同じ階位に属する原子を前記優先順位規則に従って順位付けして順位配列し、前記複数の原子の間の結合関係を表すように低階位から高階位に向かって分子ツリー体を前記スタート原子毎に形成する分子ツリー体形成工程と、前記分子ツリー体において、nを0以上の整数とするとき各々の整数nについて、第(n+3)階位に分類された一つの原子に着目し、着目する第(n+3)階位の原子と、前記第(n+3)階位の原子に結合される第(n+2)階位の原子と、前記第(n+2)階位の原子に結合される第(n+1)階位の原子と、前記第(n+1)階位の原子に結合される第n階位の原子の4個の原子からなるグループに対し、前記第(n+3)階位の原子と、前記第(n+2)階位の原子と、及び前記第(n+1)階位の原子で形成される平面と、前記第(n+2)階位の原子、前記第(n+1)階位の原子、及び前記第n階位の原子で形成される平面との間の二面角を求め、求めた前記二面角をその大きさに応じて所定の角度分割規則に従って定義した角度記号に置換し、置換された前記角度記号を前記着目する第(n+3)階位の原子に記号付与し、同様にして、他の着目する原子に対し二面角の大きさに応じて角度記号を記号付与する記号化工程と、前記分子ツリー体を一列の文字列で表記するための所定の線形表記規則を設定し、前記所定の線形表記規則に従って複数の前記角度記号からなる集合を前記分子ツリー体に対応させて線形表記して、前記スタート原子に対して分子の立体配座を表す立体配座コードを作成し、同様にして、他のスタート原子に対し立体配座コードを作成する立体配座コード作成工程と、を備えることを特徴とする分子の立体化学コード化方法。
IPC (2件):
C07B 61/00 ,  G06F 17/30
FI (2件):
C07B 61/00 Z ,  G06F 15/40 370 F
Fターム (3件):
4H006AA05 ,  5B075NR12 ,  5B075UU19
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭58-175077
審査官引用 (1件)
  • 特開昭58-175077

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