特許
J-GLOBAL ID:200903072348256927

疲労限度比および靭性に優れた高強度非調質熱間鍛造用鋼

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 植木 久一 ,  菅河 忠志 ,  二口 治 ,  伊藤 浩彰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-311406
公開番号(公開出願番号):特開2008-127595
出願日: 2006年11月17日
公開日(公表日): 2008年06月05日
要約:
【課題】熱間鍛造ままでも、疲労限度比および靭性に優れた高強度非調質熱間鍛造用鋼を提供する。【解決手段】(1)C:0.10〜0.50%、Si:0.05〜2%、Mn:0.3〜3%、Al:0.005〜0.1%、P:0.05%以下、S:0.5%以下、O:0.003%以下、N:0.02%以下、Nb,Ti,Vのうち、少なくともNb及び/又はTiを含み、Vを含んでいても良く、Nbを含む場合は、Nb:0.2%以下であり、Tiを含む場合は、Ti:0.20%以下、N:0.010%未満、およびTi/N≧3.4をすべて満足し、Vを含む場合は、V:0.6%以下であり、残部:Feおよび不可避不純物を満足し、(2)所定の手順に従って得られる所定のMP1およびMP2が、MP1≧5×10-4、MP2/MP1≧0.05を満足している。【選択図】なし
請求項(抜粋):
(1)鋼中成分は、 C :0.10〜0.50%(質量%の意味、以下同じ。)、 Si:0.05〜2%、 Mn:0.3〜3%、 Al:0.005〜0.1%、 P :0.05%以下(0%を含まない)、 S :0.5%以下(0%を含まない)、 O :0.003%以下(0%を含まない)、 N :0.02%以下(0%を含まない)、 Nb,Ti,Vのうち、少なくともNb及び/又はTiを含み、Vを含んでいても良く、 Nbを含む場合は、Nb:0.2%以下(0%を含まない)であり、 Tiを含む場合は、Ti:0.20%以下(0%を含まない)、N:0.010%未満(0%を含まない)、およびTi/N≧3.4をすべて満足し、 Vを含む場合は、V:0.6%以下(0%を含まない)であり、 残部:Feおよび不可避不純物を満足し、且つ、 (2)下記(A)〜(D)の手順に従って得られるMP1およびMP2が、MP1≧5×10-4、且つ、MP2/MP1≧0.05を満足することを特徴とする疲労限度比および靭性に優れた高強度非調質熱間鍛造用鋼。 (A)10%アセチルアセトン-1%テトラメチルアンモニウムクロリドのメタノール溶液を電解液として用い、熱間圧延後の試料を200A/m2以下の電流下で抽出する。 (B)前記抽出後のサンプルを0.2μmのフィルターを用いてろ過し、フィルターに残った抽出残渣中のNb及び/又はTi(Vを更に含んでいてもよい)の各元素量を誘導結合プラズマ(Inductively Coupled Plasma、ICP)発光分析によって定量する。 (C)鋼中に含まれるNb及び/又はTi(Vを更に含んでいてもよい)の各元素量から、前記(B)によって得られた抽出残渣中のNb及び/又はTi(Vを更に含んでいてもよい)の各元素量を引き、0.2μmメッシュのフィルターを通過した抽出液中のNb及び/又はTi(Vを更に含んでいてもよい)の各元素量を求め、それぞれ、[Nb]、[Ti]、[V]とする。 (D)下式に基づき、MP1およびMP2を算出する。 MP1={[V]/51}+{[Nb]/93}+{[Ti]/48} MP2={[Nb]/93}+{[Ti]/48}
IPC (2件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/60
FI (2件):
C22C38/00 301Y ,  C22C38/60
Fターム (31件):
4K032AA01 ,  4K032AA02 ,  4K032AA05 ,  4K032AA08 ,  4K032AA11 ,  4K032AA12 ,  4K032AA14 ,  4K032AA15 ,  4K032AA16 ,  4K032AA17 ,  4K032AA19 ,  4K032AA21 ,  4K032AA22 ,  4K032AA23 ,  4K032AA24 ,  4K032AA26 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA32 ,  4K032AA33 ,  4K032AA35 ,  4K032AA36 ,  4K032AA39 ,  4K032AA40 ,  4K032BA02 ,  4K032CA02 ,  4K032CA03 ,  4K032CC04 ,  4K032CD01 ,  4K032CD02
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭62-167855号公報
  • 特許第3485805号公報
審査官引用 (4件)
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