特許
J-GLOBAL ID:200903072529219322
析出強化型Ni-Fe基超合金の製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
横井 幸喜
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-075942
公開番号(公開出願番号):特開2000-273597
出願日: 1999年03月19日
公開日(公表日): 2000年10月03日
要約:
【要約】【課題】 要求引張特性を満たす析出強化型Ni-Fe基超合金を効率的に得ることができる製造方法を提供する。【解決手段】 下記式で算出されるA、B、C、Dの各々が、要求される室温引張特性に応じて、A≧引張応力、B≧0.2%降伏応力、C≧破断延性、D≧破断絞りを満たすように、%Ti(Tiの含有量、wt%)、%Nb(Nbの含有量、wt%)、R(溶体化処理温度から600°Cまでの平均冷却速度、°C/分)、T1(一段目の時効処理温度、°C)、t1(一段目の時効処理時間、時間)を設定する。A=230(%Ti)+110(%Nb)-0.50(R)+3.2(T1)+7.2(t1)-1800B=240(%Ti)+190(%Nb)-0.10(R)+4.4(T1)+9.4(t1)-3200C=-18(%Ti)-11(%Nb)+0.04(R)-0.4(T1)-0.8(t1)+370D=-24(%Ti)-8(%Nb)+0.08(R)-0.6(T1)-0.9(t1)+500【効果】 式を用いて製造条件を設定できるので、膨大な予備実験を行わなくても要求される引張特性を満足する析出強化型Ni-Fe基超合金を効率的に得ることができる。
請求項(抜粋):
析出強化元素としてAl、Ti、Nb、Taの一種以上および不可避的不純物を含有してなる析出強化型Ni-Fe基超合金を、溶体化処理および二段時効処理を施して製造する方法において、下記(1)〜(4)の式で算出されるA、B、C、Dの各々が、要求される室温引張特性に応じて、A≧引張応力、B≧0.2%降伏応力、C≧破断延性、D≧破断絞りなる関係を満足するように、下記式における(%Ti)、(%Nb)、(R)、(T1)および(t1)を設定することを特徴とする析出強化型Ni-Fe基超合金の製造方法 A=230×(%Ti)+110×(%Nb)-0.50×(R)+3.2×(T1)+7.2×(t1)-1800 ...(1) B=240×(%Ti)+190×(%Nb)-0.10×(R)+4.4×(T1)+9.4×(t1)-3200 ...(2) C=-18×(%Ti)-11×(%Nb)+0.04×(R)-0.4×(T1)-0.8×(t1)+370 ...(3) D=-24×(%Ti)-8×(%Nb)+0.08×(R)-0.6×(T1)-0.9×(t1)+500 ...(4)ただし、%Ti:Tiの含有量(重量%)、%Nb:Nbの含有量(重量%)、R:溶体化処理後の冷却に際し、溶体化処理温度から600°Cまでの平均冷却速度(°C/分)、T1:二段時効処理中の一段目の時効処理温度(°C)、t1:二段時効処理中の一段目の時効処理時間(時間)
IPC (7件):
C22F 1/10
, C22F 1/00 630
, C22F 1/00 650
, C22F 1/00 651
, C22F 1/00 691
, C22F 1/00
, C22F 1/00 692
FI (7件):
C22F 1/10 A
, C22F 1/00 630 A
, C22F 1/00 650 A
, C22F 1/00 651 B
, C22F 1/00 691 C
, C22F 1/00 691 B
, C22F 1/00 692 A
引用特許:
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