特許
J-GLOBAL ID:200903072817945380

転がり軸受装置の予圧設定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小栗 昌平 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-122823
公開番号(公開出願番号):特開2001-304253
出願日: 2000年04月24日
公開日(公表日): 2001年10月31日
要約:
【要約】【課題】 転がり軸受装置に予圧量を設定する際に、予圧量を正確に且つ短時間で設定することができる転がり軸受装置の予圧設定方法を提供することを目的とする。【解決手段】 第3の部材15a及びこの第3の部材15aを軸方向に押し動かす送り部材27に対して直列に圧電素子22,25を配置し、この圧電素子22,25への通電に基づいて転がり軸受装置20の構成各部品を振動させると共に、転がり軸受装置20の共振周波数を測定しつつ、第3の部材15aを送り部材27により第1の部材12に圧入嵌合し、共振周波数が予め設定した周波数にほぼ一致した状態で、第3の部材15aに圧入作業を終了させる際、送り部材27からの軸方向の荷重を検出して、この荷重の変化分が急激に小さくなったときに、送り部材27の送り速度を高速から低速に切り替える。
請求項(抜粋):
第1の周面を有する第1の部材と、該第1の部材の外側に同心に配置され第1の周面と対向する第2の周面を有する第2の部材と、前記第1の周面に形成された第1の軌道と、前記第2の周面の一部で前記第1の軌道と対向する部分に形成された第2の軌道と、該第2の軌道から軸方向にずれた部分で前記第2の周面に形成された第3の軌道と、十分な嵌合強度を持って前記第1、第2の部材と同心に支持され前記第2の周面と対向する第3の周面を有する第3の部材と、該第3の周面の一部で前記第3の軌道に対向する部分に形成された第4の軌道と、前記第1の軌道と第2の軌道との間、及び前記第3の軌道と第4の軌道との間に、それぞれ複数個ずつ設けられた玉とを備えた転がり軸受装置に対し、前記第1の部材に対する前記第3の部材の嵌合深さを調節して前記複数個ずつの玉に適正な予圧を付与するために、前記第3の部材及びこの第3の部材を軸方向に押し動かす送り部材に対して直列に、前記軸方向の力に対して十分な剛性を有する圧電素子を配置し、この圧電素子への通電に基づいて前記転がり軸受装置の構成各部品を振動させると共に、この転がり軸受装置の共振周波数を測定しつつ、第3の部材を前記送り部材により第1の部材に圧入嵌合し、前記共振周波数が予め設定した周波数にほぼ一致した状態で、前記第3の部材に圧入作業を終了させる転がり軸受装置の予圧設定方法であって、前記送り部材からの前記軸方向の荷重を検出して、この荷重の変化分が急激に小さくなったときに、前記送り部材の送り速度を高速から低速に切り換えることを特徴とする転がり軸受装置の予圧設定方法。
IPC (2件):
F16C 25/08 ,  H02K 15/14
FI (2件):
F16C 25/08 Z ,  H02K 15/14 A
Fターム (8件):
3J012BB01 ,  3J012CB06 ,  3J012FB07 ,  3J012HB02 ,  5H615AA01 ,  5H615BB01 ,  5H615PP25 ,  5H615SS10
引用特許:
出願人引用 (2件)

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