特許
J-GLOBAL ID:200903073025000563

熱可塑性アクリル樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-101783
公開番号(公開出願番号):特開平7-286084
出願日: 1994年04月15日
公開日(公表日): 1995年10月31日
要約:
【要約】【構成】 メタクリル酸メチル単位50〜100重量%、これと共重合可能な他の単量体単位0〜50重量%からなる熱可塑性アクリル樹脂(A)20〜96重量部と、メタクリル酸メチル単位、アルキル基の炭素数が1〜8であるアクリル酸アルキルエステル単位、さらにそれらと共重合可能なビニル単量体単位からなり、乳化重合により重合されるアクリル系多層構造重合体(B)4〜80重量部からなる熱可塑性アクリル樹脂組成物である。【効果】 本発明の熱可塑性アクリル樹脂組成物によれば、従来のゴム強化アクリル樹脂の持つ耐衝撃性や成形加工性を維持し、なおかつヘイズの温度依存性や透明性等の欠点が改良されたアクリル樹脂組成物を提供することができる。
請求項(抜粋):
メタクリル酸メチル単位50〜100重量%、これと共重合可能な他の単量体単位0〜50重量%からなる熱可塑性アクリル樹脂(A)20〜96重量部と、メタクリル酸メチル単位、アルキル基の炭素数が1〜8であるアクリル酸アルキルエステル単位、さらにそれらと共重合可能なビニル単量体単位からなり、乳化重合により重合されるアクリル系多層構造重合体(B)4〜80重量部からなる熱可塑性アクリル樹脂組成物であって、当該アクリル系多層構造重合体(B)は(1)最内層としてメタクリル酸メチル単位50〜100重量%、これと共重合可能な他の単量体単位0〜50重量%よりなる単量体混合物を重合せしめて得られた25°C以上のガラス転移温度を有する第(i)層、(2)アルキル基の炭素数が1〜8のアクリル酸アルキルエステル単位20〜99.9重量%、これと共重合可能なビニル単量体単位0〜79.9重量%および多官能性単量体単位0.1〜5重量%からなる単独で重合したとき25°C未満のガラス転移温度を有するエラストマー層であり、第(i)層を内部に含有する第(ii)層、(3)メタクリル酸メチル単位50〜100重量%、これと共重合可能な他の単量体単位0〜50重量%よりなる単量体混合物を重合せしめて得られた25°C以上のガラス転移温度を有し、第(ii)層、次いで第(i)層を内部に含有する第(iii)層からなり、熱可塑性アクリル樹脂組成物中の第(ii)層成分が3%以上であり、第(ii)層の平均厚みが0.001μm〜0.02μm未満であって、かつアクリル系多層構造重合体(B)の第(ii)層の平均粒子径(Rii(μm))と平均厚み(Tii(μm))の関係が次式を満足する熱可塑性アクリル樹脂組成物。(Rii)×(Tii)<0.004
IPC (2件):
C08L 33/12 LJC ,  C08L 51/00 LKS
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭57-044641
  • アクリル系樹脂組成物
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-135069   出願人:旭化成工業株式会社
  • 特開昭57-128736

前のページに戻る