特許
J-GLOBAL ID:200903073181330310

水性樹脂、その製造法及びそれを含有する水性硬化性樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 勝利
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-339616
公開番号(公開出願番号):特開平10-176117
出願日: 1996年12月19日
公開日(公表日): 1998年06月30日
要約:
【要約】【課題】 とりわけ、光沢保持性、耐曝露汚染性ならびに耐酸性雨性などのような、いわゆる耐久性をはじめ、耐溶剤性、耐薬品性ならびに耐水性などの諸性能にも優れる塗膜を形成することが出来て、しかも、優れた硬化性と、優れた保存安定性とを兼備した水性樹脂を提供しようとすること、該水性樹脂の製造法をも提供しようとすること、加えて、特に、被覆用組成物として、極めて実用性の高い該水性樹脂を含有する水性硬化性樹脂組成物をも提供することにある。【解決手段】 酸性化合物で中和された塩基性基を有する重合体セグメントと、珪素原子に結合した水酸基を有する、分岐したポリシロキサン・セグメントとで以て構成され、しかも、これらの両セグメントが、-C-Si-O-Si-なる結合を介して複合化しているという特定の複合樹脂を、水に分散ないしは溶解せしめることによってはじめて、上記した、水性樹脂の製造法を可能にし、併せて、かくして得られる水性樹脂という特定の樹脂を用いることによって、叙上のような効果が発現されるということを見出すに及んで、見事に解決し得た。
請求項(抜粋):
酸性化合物で以て中和された塩基性基を有する重合体セグメント(A)と、珪素原子に結合した水酸基を有する分岐したポリシロキサンセグメント(B)で構成され、しかも、これらの(A)成分と(B)成分とが、下記の構造式(S-I)【化1】(ただし、式中、炭素原子および炭素原子に結合した珪素原子は、重合体セグメント(A)の一部分を構成し、酸素原子のみに結合した他方の珪素原子は、ポリシロキサンセグメント(B)の一部分を構成するものとする。)で示される結合を介して複合化している複合樹脂(C)を、水に分散ないしは溶解せしめて得られる水性樹脂。
IPC (3件):
C08L101/02 ,  C08L101/10 ,  C09D201/02
FI (3件):
C08L101/02 ,  C08L101/10 ,  C09D201/02
引用特許:
出願人引用 (5件)
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