特許
J-GLOBAL ID:200903073236867784

分散電源の単独運転検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 惠二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-220874
公開番号(公開出願番号):特開2001-045666
出願日: 1999年08月04日
公開日(公表日): 2001年02月16日
要約:
【要約】【課題】 分散電源の単独運転検出装置を構成する供給停止検出装置中の中間調波演算手段において、中間次数の高調波電圧および高調波電流を高速かつ高精度で算出できるようにする。【解決手段】 単独運転検出装置は、中間次数mの高調波電圧Vm および高調波電流Im に基づいて、配電系統の中間次数mのインピーダンスZm またはアドミタンスYm を演算し、かつこれらの変化を検出して、上位系統からの電力供給が停止したことを表す供給停止検出信号SGを出力する供給停止検出装置42を備えている。供給停止検出装置42は、離散フーリエ変換によって上記高調波電圧Vm および高調波電流Im をそれぞれ算出する中間調波演算手段46aおよび47aを備えている。各中間調波演算手段46a、47aは、離散フーリエ変換の演算を繰り返して行う際に一つ前の演算結果を用いてその次の演算に用いる回帰型離散フーリエ変換を行い、かつこの回帰型離散フーリエ変換を行う際に、一つ前の演算結果に、1に極めて近くかつ1より小さい値の減衰係数を掛ける重み付けを行う。
請求項(抜粋):
上位系統に変電所を介して配電線が接続され、この配電線に、分散電源を有する需要家設備が接続された構成の配電系統に適用されるものであって、前記配電線から前記需要家設備への引込線に、当該配電系統の基本波電圧に同期しており、しかも当該基本波の非整数倍の中間次数の高調波電流を注入する電流注入装置と、前記需要家設備の引込線における前記中間次数の高調波電圧および高調波電流を計測し、この高調波電圧および高調波電流に基づいて、前記需要家設備の受電点から眺めた前記配電系統の前記中間次数のインピーダンスまたはアドミタンスを演算し、かつこのインピーダンスまたはアドミタンスの変化を検出して、前記上位系統からの電力供給が停止したことを表す供給停止検出信号を出力する供給停止検出装置とを備えており、しかもこの供給停止検出装置が、前記引込線において計測したアナログの計測電圧および計測電流をそれぞれディジタル電圧信号およびディジタル電流信号に変換するA/D変換器と、このA/D変換器からのディジタル電圧信号およびディジタル電流信号をそれぞれ離散フーリエ変換して前記中間次数の高調波電圧および高調波電流をそれぞれ求める中間調波演算手段とを備えている、分散電源の単独運転検出装置において、前記中間調波演算手段として、前記離散フーリエ変換の演算を繰り返して行う際に一つ前の演算結果をその次の演算に用いる回帰型離散フーリエ変換を行い、かつこの回帰型離散フーリエ変換を行う際に、一つ前の演算結果に、1に極めて近くかつ1より小さい値の減衰係数を掛ける重み付けを行う中間調波演算手段を備えていることを特徴とする分散電源の単独運転検出装置。
IPC (3件):
H02J 3/38 ,  G05F 1/10 301 ,  H02J 3/00
FI (3件):
H02J 3/38 W ,  G05F 1/10 301 C ,  H02J 3/00 G
Fターム (22件):
5G066AA03 ,  5G066HA11 ,  5G066HB02 ,  5H410BB01 ,  5H410BB02 ,  5H410BB06 ,  5H410CC03 ,  5H410DD03 ,  5H410EB01 ,  5H410EB14 ,  5H410EB25 ,  5H410EB38 ,  5H410FF03 ,  5H410FF05 ,  5H410FF09 ,  5H410FF10 ,  5H410FF24 ,  5H410FF28 ,  5H410GG07 ,  5H410KK05 ,  5H410LL01 ,  5H410LL05
引用特許:
審査官引用 (2件)

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