特許
J-GLOBAL ID:200903073594497603

薬剤増強洗浄法を用いて行う木材チップの加水分解と蒸解のための二槽反応器システムと方法。

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 静男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-132885
公開番号(公開出願番号):特開2009-052187
出願日: 2008年05月21日
公開日(公表日): 2009年03月12日
要約:
【課題】加水分解抽出する第一反応槽と蒸解する第二反応槽を備えた蒸解装置で、薬剤増強洗浄法を用いて行う木材チップ等セルロース繊維材の加水分解処理のための方法と装置を提供する。【解決手段】加水分解生成物と液とを抽出するスクリーン、この抽出スクリーンより上にあってセルロース材の加水分解反応を促進する条件に維持されている第一領域、上記抽出スクリーンより下にあって加水分解が実質的に抑制されている第二領域、抽出スクリーンより下にあって加水分解温度以下の温度の洗浄液を提供する洗浄液入口を備える第一反応槽10と、第一反応槽に接続された入口と第二反応槽12に接続された出口とを有する移送パイプとを備える反応槽システムであって、第二反応槽は、第二反応槽から液の一部分を抽出し、その液の一部を第一反応槽または移送パイプ62に導入するための液排出口を備えている。【選択図】図1
請求項(抜粋):
反応槽システムが、 セルロース材を受容するセルロース材入口とセルロース材排出口とを有し、セルロース材がセルロース材入口からセルロース材排出口に流れる第一反応槽; 第一反応槽中の、加水分解生成物と液との抽出スクリーン; セルロース材入口と液抽出スクリーンとの間にあって、セルロース材の加水分解反応を促進する条件に維持される第一反応槽の第一領域; 液抽出スクリーンとセルロース材排出口との間にあって、加水分解が実質的に抑制される第一反応槽の第二領域; 洗浄液を抽出スクリーンの下に導入して第二領域を通って抽出スクリーンに流すためのものであり、洗浄液が加水分解温度以下の温度で導入され、洗浄液が第二領域における加水分解を抑制する洗浄液入口ポート; 第一反応槽のセルロース材排出口に接続された入口と第二反応槽に接続された出口とを有し、セルロース材がセルロース材排出口から第二反応器に流れる移送パイプ; を含み、そして 第二反応槽では、蒸解液がセルロース材に供給され、第二反応槽は、第二反応槽から液の一部を抽出してその液部分を第一反応槽の下側の入口の少なくとも一つまたは移送パイプに流す液出口を有し、そして 洗浄液が、水と、水酸化ナトリウムと実質的に硫黄分を含まない白液の少なくとも一つとの混合物であることを特徴とする反応槽システム。
IPC (2件):
D21C 1/06 ,  D21C 7/00
FI (2件):
D21C1/06 ,  D21C7/00
Fターム (4件):
4L055BA27 ,  4L055BA28 ,  4L055CA24 ,  4L055CA26
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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