特許
J-GLOBAL ID:200903073594772906

透明性と帯電防止性の良好なポリカーボネート樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-152936
公開番号(公開出願番号):特開平11-343401
出願日: 1998年06月02日
公開日(公表日): 1999年12月14日
要約:
【要約】【課題】 透明性と耐電防止性に優れ、しかも得られた成形品について帯電防止性能が安定的に良好であるポリカーボネート樹脂組成物を提供すること。【解決手段】 (A)ポリカーボネート樹脂;100重量部、(B)下記の構成成分(B1)〜(B4)より成り、(A)ポリカーボネート樹脂と実質的に混和しないポリエーテルエステル;5〜40重量部(B1)スルホン酸塩基を持たない芳香族ジカルボン酸成分、(B2)少なくとも一種のスルホン酸塩基を含有する化合物成分、(B3)グリコール成分、および(B4)ポリアルキレンオキシド成分よりなるポリエーテルエステル;5〜40重量部、(C)イオン性界面活性剤0.5〜10重量部、および(D)フェノール性抗酸化剤化合物、好ましくはさらに(E)スピロタイプ亜燐酸化合物を含む樹脂組成物を提供する。
請求項(抜粋):
(A)ポリカーボネート樹脂;100重量部、(B)下記の構成成分(B1)〜(B4)より成り、(A)ポリカーボネート樹脂と実質的に混和しないポリエーテルエステル;5〜40重量部、(B1)スルホン酸塩基を持たない芳香族ジカルボン酸成分、(B2)スルホン酸塩基を持つ、下記式(1)【化1】[式(1)中、Arは炭素数6〜20の3価の芳香族基であり、M+は金属イオン、テトラアルキルホスホニウムイオン又はテトラアルキルアンモニウムイオンイオンである。]で表わされる構成ユニットより成るジカルボン酸化合物成分及び/または下記式(2)【化2】[式(2)中、R1,R3はそれぞれ独立に、炭素数2〜4の二価のアルキレン基でありm,nはそれぞれ独立に1〜20の数であり、Ar1は炭素数6〜20の3価の芳香族基であり、M+は金属イオン、テトラアルキルホスホニウムイン又はテトラアルキルアンモニウムイオンである。]で表わされる構成ユニットより成るグリコール成分より成る群から選ばれる少なくとも一種のスルホン酸塩基を含有する化合物成分、(B3)炭素数2〜10のグリコール成分、及び(B4)数平均分子量200〜50,000のポリ(アルキレンオキシド)グリコール成分、ポリ(アルキレンオキシド)グリコールビス(カルボキシメチル)エステル成分及びポリオキシアルキレングリコール-モノ-2,3-ジヒドロキシプロピルエーテル成分より成る群から選ばれる少なくとも一種のポリアルキレンオキシド成分、(C)イオン性界面活性剤0.5〜10重量部(但し、該ポリカーボネート樹脂組成物の構成要素のポリカーボネート樹脂(A)の屈折率と、ポリエーテルエステル(B)とイオン性界面活性剤(C)の混合物の屈折率との差は0.04以下である。)、および(D)フェノール性抗酸化剤化合物を配合する事を特徴とする、ヘーズ値が40%以下であり、しかも表面固有抵抗率が1*1010〜1*1014Ω/cm2の間にある透明性と耐電防止性に優れ、しかも安定的に良好な耐電防止性能を発揮するポリカーボネート樹脂組成物。
IPC (3件):
C08L 69/00 ,  C08K 5/00 ,  C08L 67/02
FI (3件):
C08L 69/00 ,  C08K 5/00 ,  C08L 67/02
引用特許:
審査官引用 (5件)
全件表示

前のページに戻る