特許
J-GLOBAL ID:200903073598550266
時刻同期型通信システム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
最上 健治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-234775
公開番号(公開出願番号):特開平10-032533
出願日: 1996年07月18日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 例えば複数の衛星を電波中継局として、広域に散在する船舶や自動車等の移動局と地上固定局との双方向通信を行う際の通信回線接続と、電波の送受信・処理を簡易且つ効率的に実施できるように時刻同期型通信システムを提供する。【解決手段】 測距・時刻基準同期維持手段200 と受信・処理手段201 と送信・処理手段202 と通信データ処理管理手段203 とからなる複数の固定局101 と、測距・時刻基準同期維持手段207 と送信・処理手段208 と受信・処理手段209 と通信データ処理管理手段210 とからなる複数の移動局103 と、測距電波送信・処理手段204 と時刻基準同期維持手段205 と固定局及び移動局の送信電波を中継する電波中継手段206 とからなる中継局104 により、時刻同期型通信システムを構成する。
請求項(抜粋):
複数の移動局と複数の中継局と複数の固定局とからなり、通信電波をスペクトル拡散とスペクトル逆拡散を行うことにより、前記中継局を介して前記移動局と前記固定局との間の双方向通信を行う通信システムにおいて、前記固定局は、前記通信システムにおいて共通時刻基準と見なす時刻に同期させることが可能な時刻基準を正確に維持する時刻基準同期維持手段と、前記共通時刻基準に基づいて定められた受信・処理の開始エポック、即ち固定局受信タイミングに同期したスペクトル拡散電波のみを逆拡散して受信・処理する受信・処理手段と、前記中継局を介して前記移動局に対し固定局位置、固定局送信タイミング、前記固定局受信タイミング等の移動局側で移動局送信タイミングを定めるのに必要な固定局回線制御データと固定局から移動局に提供する一般情報を重畳したスペクトル拡散電波を送信する送信・処理手段とを有し、前記移動局は、前記共通時刻基準に同期して自己の時刻基準を維持する時刻基準同期維持手段と、中継手段として選択した中継局に関する固定局・中継局間距離と中継局・移動局間距離とから算出される移動局・固定局間の電波伝搬時間と自己の受信相手として選択した固定局の前記固定局回線制御データの中の前記固定局送信タイミングとから定まる移動局受信タイミングに同期したスペクトル拡散電波のみを受信・処理する受信・処理手段と、前記移動局・固定局間の電波伝搬時間と自己の送信相手として選択した固定局の前記固定局回線制御データの中の前記固定局受信タイミングとから定まる移動局送信タイミングに同期したスペクトル拡散電波を送信する送信・処理手段とを有し、前記中継局は、不特定の移動局あるいは固定局からのスペクトル拡散電波を受信して不特定の固定局あるいは移動局に送信する中継手段と、時々刻々の自己の位置を算出するのに必要な中継局軌道データを通報する送信・処理手段を有しており、個々の移動局は、前記移動局受信タイミングを定めることにより、複数の固定局が送信する通信電波の中から特定の固定局通信電波を選択して受信・処理すると共に、前記移動局送信タイミングを定めることにより、複数の中継局及び複数の固定局の中から特定の中継局及び固定局を選択して移動局通信電波を送信・処理する機能を備えていることを特徴とする時刻同期型通信システム。
IPC (5件):
H04B 7/216
, G01S 5/14
, H04B 7/155
, H04B 7/185
, H04Q 7/36
FI (5件):
H04B 7/15 D
, G01S 5/14
, H04B 7/155
, H04B 7/185
, H04B 7/26 104 A
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