特許
J-GLOBAL ID:200903073625500594

測色的色表現方法と測色的色表現装置ならびに測色的色表現プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-166785
公開番号(公開出願番号):特開2000-356553
出願日: 1999年06月14日
公開日(公表日): 2000年12月26日
要約:
【要約】【課題】光源の分光特性を測定する専用機器が不要で、撮像系を利用して低コストで簡便・迅速に且つ高精度に光源の特性を推定したうえで、任意の撮像物の画像データを測色的な画像データに変換し、その照明下での見えと同一の色を示す画像を表示可能とする測色的色表現方法、測色的色表現装置及び測色的色表現プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体を提供する。【解決手段】分光反射率が異なる色票を照明光の照射下に置き撮像系で撮像した画像データを用いて照明光の分光特性を推定し、推定した分光特性と撮像系の分光感度特性、並びに画像表示系の駆動信号とそれにより表示される色の関係とを用いて、該空間の照明下で撮像された任意の画像の、撮像された空間での色と同一の色の見えを画像表示系に再現可能とする。
請求項(抜粋):
分光反射率が異なる複数の色票を同一の面上に配した標準板を、分光特性を求めたい照明光が照射する空間内の所望する位置に設置し、該標準板の複数の色票を撮像系により撮像した画像データを用いて、該標準板を照射する照明光の分光特性を推定し、推定した該分光特性と撮像系の分光感度特性、並びに、画像表示系の駆動信号とそれにより表示される色の関係とを用いて、該空間の照明下で撮像された任意の画像の、撮像された空間での色と同一の色の見えを画像表示系に再現する測色的色表現方法であって、(イ)前記標準板上の各色票に対応する撮像応答値を前記画像データから抽出して目的変数を作成する目的変数作成ステップ;(ロ)前記目的変数作成ステップに対してその前後いずれかの順序で、あるいは該目的変数作成ステップと並行して行い、前記照明光の分光特性を特定の次元で表現するための基底関数、前記標準板上の各色票の分光反射率、および前記撮像系の分光感度特性を用いて説明変数を作成する説明変数作成ステップ;(ハ)前記目的変数と説明変数とを用いて最適化法を施すことにより、前記標準板を照射する照明光の分光特性を表現する最適解を得る分析ステップ;(ニ)前記最適解を、所望する表現形式の分光特性に変換して、前記標準板を照射する照明光の分光特性を表す値を算出する変換ステップ;によって前記照明光の分光特性を算出し、次いで、(ホ)前記照明光の分光特性を表す値と前記撮像系の分光特性から第二の説明AA変数を作成する第二の説明AA変数作成ステップ;(ヘ)前記第二の説明AA変数作成ステップに対してその前後いずれかの順序で、あるいは該第二の説明AA変数作成ステップと並行して行い、前記照明光の分光特性を表す値と人の視感度特性を用いて第二の目的変数を作成する第二の目的変数作成ステップ;(ト)前記第二の説明AA変数と第二の説明変数とを用いて最適化法を施すことにより、撮像応答値を測色値表現する第二の最適解を得る測色値表現分析ステップ;(チ)前記第二の最適解を用いて前記撮像系により撮像した画像データを測色値画像データへ変換する測色値画像データ変換ステップ;(リ)表示系の駆動信号とその信号によって表示系に表示される色の関係を用いて、前記測色値画像データを表示系駆動用画像データへ変換する表示系駆動用画像データ変換ステップ;以上の(イ)〜(リ)の全ステップを具備することを特徴とする測色的色表現方法。
Fターム (5件):
2G020AA08 ,  2G020DA12 ,  2G020DA14 ,  2G020DA22 ,  2G020DA65
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (3件)

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