特許

J-GLOBAL ID：200903073780293856

ガスバリア性前駆積層体、ガスバリア性積層体およびこれらの製造方法

発明者： 稲葉 祐策 ,  藤村 千里 ,  野口 裕香 ,  河口 克己
出願人/特許権者： 株式会社クレハ
代理人 (3件)： 鈴木 俊一郎 ,  牧村 浩次 ,  八本 佳子
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2008-134277
公開番号（公開出願番号）：特開2009-006707
出願日： 2008年05月22日
公開日（公表日）： 2009年01月15日
要約：

【課題】冷水にさらされた際に白化せず、かつ耐虐待性に優れるガスバリア性前駆積層体、該ガスバリア性前駆積層体より得られるガスバリア性積層体を提供すること。【解決手段】本発明のガスバリア性前駆積層体は、支持体と、該支持体上に形成されたガスバリア層前駆体とを有する積層体であって、ガスバリア層前駆体が、層(A)と層(B)とを有し、層(A)がポリカルボン酸系重合体と、一般式(1)で表される少なくとも1種の化合物由来の化合物を含む層であり、層(B)が多価金属化合物を含有する層であり、透過法によって層(A)の赤外線吸収スペクトルを測定した際の、1490〜1659cm-1の範囲内の最大ピーク高さ(α)と、1660〜1750cm-1の範囲内の最大ピーク高さ(β)との比(α/β)が1未満であることを特徴とし、本発明のガスバリア性積層体は、前記ガスバリア性前駆積層体に、レトルト処理、ボイル処理、調湿処理等を施すことにより得られる。M1(OR1)nR2m-n-t-sX1tZ1s・・・(1)【選択図】なし

請求項（抜粋）：

支持体と、該支持体上に形成されたガスバリア層前駆体とを有する積層体であって、 前記ガスバリア層前駆体が、層(A)と層(B)とを有し、 前記層(A)がポリカルボン酸系重合体と、下記一般式(1)で表される少なくとも1種の化合物、その加水分解物、およびこれらの縮合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物(i)とを含む層であり、 前記層(B)が多価金属化合物を含有する層であり、 前記層(A)を支持体および層(B)から分離し、透過法によって層(A)の赤外線吸収スペクトルを測定した際の、1490〜1659cm-1の範囲内の最大ピーク高さ(α)と、1660〜1750cm-1の範囲内の最大ピーク高さ(β)との比(α/β)が1未満であることを特徴とするガスバリア性前駆積層体。 M1(OR1)nR2m-n-t-sX1tZ1s ・・・(1) (一般式(1)において、M1はSi、Al、TiまたはZrであり、R1は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2は炭素数1〜10のアルキル基、アラルキル基、アリール基、 アルケニル基、アクリロキシ基で置換されたアルキル基、またはメタクリロキシ基で置換されたアルキル基であり、X1はハロゲン原子であり、Z1はグリシジルオキシ基、エポキシ基、メルカプト基、水酸基、アミノ基、またはイソシアネート基を含有する有機基である。また、mはM1の原子価を示し、nは0〜mの整数を示し、sは0または1であり、 tは0〜mの整数を示す。またn+t≠0であり、1≦n+t+s≦mである。 R1、R2、X1が複数存在する場合には各R1、R2、X1は同一であっても異なっていてもよい。)

IPC (6件)：

B32B 27/30 ,  C08J 7/04 ,  C08J 7/06 ,  C08L 33/02 ,  C08L 83/04 ,  C08K 5/541

FI (6件)：

B32B27/30 ,  C08J7/04 P ,  C08J7/06 Z ,  C08L33/02 ,  C08L83/04 ,  C08K5/5415

Fターム (40件)：

4F006AA35 ,  4F006AB24 ,  4F006AB39 ,  4F006AB74 ,  4F006BA05 ,  4F006CA07 ,  4F006EA06 ,  4F100AA02B ,  4F100AA25 ,  4F100AH08A ,  4F100AK07 ,  4F100AK25A ,  4F100AK46 ,  4F100AK70A ,  4F100AT00C ,  4F100BA03 ,  4F100BA05 ,  4F100BA10C ,  4F100CB00 ,  4F100DE01 ,  4F100EH46A ,  4F100EH46B ,  4F100EJ05A ,  4F100EJ38 ,  4F100EJ41 ,  4F100EJ58 ,  4F100EJ64 ,  4F100EJ81 ,  4F100GB15 ,  4F100JD02 ,  4F100JD02A ,  4F100JD02B ,  4J002BG01W ,  4J002CD15X ,  4J002CP02X ,  4J002CP05X ,  4J002CP09X ,  4J002CQ03X ,  4J002EX036 ,  4J002GG02

引用特許：

出願人引用 (2件)

• 国際公開第03/091317号パンフレット
  
• 国際公開第05/053954号パンフレット
  

審査官引用 (1件)

• ラミネートチューブ容器
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2006-094653   出願人：株式会社クラレ