特許
J-GLOBAL ID:200903074071113255
精製された抗原特異的抗体を用いる、肺炎連鎖球菌の迅速な検出のための方法および材料
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
清水 初志 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-573764
公開番号(公開出願番号):特表2003-520014
出願日: 1999年09月20日
公開日(公表日): 2003年07月02日
要約:
【要約】肺炎連鎖球菌からの約10%以下の蛋白質を含むC多糖細胞壁抗原を入手するための方法を開示する。このようにして入手した抗原をスペーサー分子と結合させた後、後者の遊離末端をクロマトグラフィーアフィニティーカラムと結合させる。続いてこのカラムを用いて肺炎連鎖球菌に対する祖抗体を精製し、これによって抗原特異的抗体を得る。このような抗体の一部を、抗体がその抗原性結合パートナーと反応すると可視的色調変化を示す標識物質と結合させ、免疫クロマトグラフィーアッセイ装置の第1の区域に包埋する。このような抗体の別の一部は、観察用ウィンドウを有する装置の反応区域と結合させる。患者の尿、脳脊髄液または血液などの液体試料を第1の区域に適用すると、抗体と標識物質との結合物および試料は吸収性材料の流動ストリップに沿って反応区域に移動し、試料が肺炎連鎖球菌またはその細胞壁抗原を含む場合には標識結合物、抗原および結合抗体のサンドイッチが形成されて色調変化が観察される。このようにして行われる免疫クロマトグラフィーアッセイは約15分以内に完了する。本アッセイ法は、肺炎、気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎、髄膜炎、およびこの細菌による原発性肺炎感染が3〜5日間にわたって抑制されずに持続した場合に起こることが多い二次的罹患状態を含む、肺炎連鎖球菌によって引き起こされる種々の病的状態に対して、迅速かつ信頼性のある診断をもたらす。
請求項(抜粋):
以下の段階を含む、肺炎連鎖球菌からの約10%以下の蛋白質を含む細胞壁C多糖抗原を入手するための方法:(a)所望のサイズの試料を得るために必要な時間にわたって細菌を培養する段階、およびそこから湿潤細胞ペレットの形態にある細菌細胞を回収する段階;(b)湿潤細胞ペレットをアルカリ溶液中に懸濁化する段階、および混合する段階;(c)強酸を用いてpHを酸性pHに調整する段階、および遠心処理する段階;(d)段階(d)により上清を分離する段階、およびpHをほぼ中性に調整する段階;(e)残存蛋白質を破壊するために、この生成物を広域プロテアーゼ酵素調製物によって消化する段階;(f)弱アルカリ水溶液を用いてpHをアルカリ側に調整する段階;(g)弱アルカリ溶液で平衡化したサイズ排除カラムにより、本質的に蛋白質を含まない糖質または多糖抗原を分離除去する段階;ならびに(h)最初のピークに溶出した物質をプールする段階、およびpHをほぼ中性に調整する段階。
IPC (7件):
C12P 21/00
, C07K 1/14
, C07K 1/22
, G01N 30/88
, G01N 33/543 501
, G01N 33/569
, C12R 1:44
FI (8件):
C12P 21/00 Z
, C12P 21/00
, C07K 1/14
, C07K 1/22
, G01N 30/88 E
, G01N 33/543 501 A
, G01N 33/569 C
, C12R 1:44
Fターム (19件):
4B064AF11
, 4B064CA02
, 4B064CE08
, 4B064CE12
, 4B064DA15
, 4H045AA11
, 4H045AA20
, 4H045AA30
, 4H045BA10
, 4H045BA40
, 4H045CA11
, 4H045DA75
, 4H045DA86
, 4H045EA52
, 4H045EA54
, 4H045FA71
, 4H045FA80
, 4H045GA01
, 4H045GA26
引用特許:
審査官引用 (13件)
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特開昭64-032169
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特表平1-503174
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特開平3-176659
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特表平6-508215
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クロマトグラフ分析または試験装置
公報種別:公表公報
出願番号:特願平9-532075
出願人:チャンドラー,ハワード,ミルン
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特開昭64-032169
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特表平1-503174
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特開平3-176659
-
特表平6-508215
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特開昭64-032169
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特表平1-503174
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特開平3-176659
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特表平6-508215
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引用文献:
審査官引用 (15件)
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J. Immunol. Methods., 1987, Vol. 102, p. 93-100
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生物化学実験法20 多糖の分離・精製法, 1987, p. 19-35
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Microb. Pathog., 1990, Vol. 8, p. 325-334
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新生化学実験講座 タンパク質I-分離・精製・性質-, 1990, p. 214-216
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J. Immunol. Methods., 1987, Vol. 102, p. 93-100
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生物化学実験法20 多糖の分離・精製法, 1987, p. 19-35
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Microb. Pathog., 1990, Vol. 8, p. 325-334
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新生化学実験講座 タンパク質I-分離・精製・性質-, 1990, p. 214-216
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J. Immunol., 1979, Vol. 122, No. 6, p. 2356-2362
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Microb. Pathog., 1993, Vol. 14, p. 299-305
-
Bull. Tokyo Dent. Coll., 1987, Vol. 28, No. 1, p. 1-11
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J. Immunol. Methods., 1987, Vol. 102, p. 93-100
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生物化学実験法20 多糖の分離・精製法, 1987, p. 19-35
-
Microb. Pathog., 1990, Vol. 8, p. 325-334
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新生化学実験講座 タンパク質I-分離・精製・性質-, 1990, p. 214-216
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