特許
J-GLOBAL ID:200903074089197952

油圧式オートテンショナ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 鎌田 文二 ,  東尾 正博 ,  鳥居 和久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-015818
公開番号(公開出願番号):特開2004-225836
出願日: 2003年01月24日
公開日(公表日): 2004年08月12日
要約:
【課題】気液二相構造の油圧式オートテンショナにおいて、摺動部の摩耗による耐久寿命の低下を抑制する。【解決手段】シリンダ1の上部開口をオイルシール4で閉塞し、そのオイルシール4と作動油面間に空気溜り5を形成する。オイルシール4を貫通するプッシュロッド8の下端部をシリンダ1の内部を圧力室11とリザーバ室12に仕切る摺動可能なプランジャ9に挿入する。プッシュロッド8のリザーバ室12内に位置する部分をウエアリング15で支持し、そのウエアリング15の下方にプ張力調整ばね16を組込む。シリンダ1とプランジャ9の摺動面間に形成された隙間、挿入孔10とプッシュロッド8の挿入部間に形成された隙間、およびシリンダ1とウエアリング15の摺動部間に形成された隙間の寸法を、それぞれ、10乃至50μm、50乃至500μm、20乃至150μmの範囲として偏荷重およびロックの発生を防止し、摺動部間の摩耗を抑制する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
シリンダの上部開口をオイルシールで密封し、そのオイルシールの中央部をスライド自在に貫通するプッシュロッドの下端部に前記シリンダ内を圧力室とリザーバ室に仕切り、上面にプッシュロッドの下端部が挿入される挿入孔が形成された摺動可能なプランジャを接続し、このプランジャには、前記圧力室とリザーバ室とを連通する通路と、前記圧力室内の圧力がリザーバ室内の圧力より高くなるとその通路を閉じるチェックバルブとを設け、前記プッシュロッドの前記リザーバ室内に位置する部分をシリンダの内径面に沿って摺動可能なウエアリングで支持し、そのウエアリングの下方にプッシュロッドに外方向への突出性を付与する張力調整ばねを組込み、前記圧力室とリザーバ室内に充填された作動油上に空気溜りを設けた気液二相構造の油圧式オートテンショナにおいて、前記シリンダとプランジャの摺動面間に形成された隙間の寸法をδ1 、プッシュロッドとプランジャの挿入孔間に形成された隙間の寸法をδ2 、およびシリンダとウエアリングの摺動面間に形成された隙間の寸法をδ3 としたとき、δ1 =10〜50μm、δ2 =50〜500μm、δ3 =20〜150μmの範囲としたことを特徴とする油圧式オートテンショナ。
IPC (1件):
F16H7/12
FI (1件):
F16H7/12 A
Fターム (8件):
3J049AA01 ,  3J049AA03 ,  3J049AA08 ,  3J049BB13 ,  3J049BB26 ,  3J049BB35 ,  3J049BC03 ,  3J049CA02
引用特許:
審査官引用 (3件)

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