特許
J-GLOBAL ID:200903074192401908

ポリカーボネートの白化防止方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保山 隆 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-355762
公開番号(公開出願番号):特開2003-155407
出願日: 2001年11月21日
公開日(公表日): 2003年05月30日
要約:
【要約】【課題】 ポリカーボネートの白化防止方法を提供する。【解決手段】 ポリカーボネートに、式(I)【化1】[式中、R1〜R8は水素を、Xはアセチル、アルキル若しくはフェニルで置換可イミノ、フェニルで置換可メチレン、アルキル若しくはフェニルで置換可エチレン、酸素又は硫黄を、Y及びZは一緒にアセチル、アルキル若しくはフェニルで置換可メチレン、酸素又は硫黄を形成するか、Y及びZは独立に水素、アルキル若しくはシクロアルキルで置換可メチレン又はシクロアルキルで置換可アルキレンを表すが、Xが酸素又は硫黄を表すとき、Y及びZは一緒にアセチル、アルキル若しくはフェニルで置換可イミノ、アルキル若しくはフェニルで置換可メチレン、酸素又は硫黄を表す。]で示される芳香族化合物を含有させる。
請求項(抜粋):
ポリカーボネートに、下記一般式(I)で示される芳香族化合物を含有させることを特徴とするポリカーボネートの白化防止方法。【化1】[式中、R1〜R8は、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アルキル基、アルコキシル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、-COOR(式中、Rはシクロアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基を表す。)基、シクロアルキルで置換されたメチレン基、シクロアルキルで置換されたアルキレン基、下式【化2】{式中、Bはアリーレン基又はアルキレン基を表し、Z1及びZ2は互いに独立にアルキル基又はアリール基を表し、Aは有機酸又は無機酸を表す。}で示されるアミン塩の残基、下式【化3】{式中、A’はアルキレン基、アルケニレン基、シクロアルキレン基又はフェニレン基を表し、Mがアルカリ金属原子であるときにnは1であり、Mがアルカリ土類金属原子であるときにnは2である。}で示されるカルボン塩の残基又は-SO3M0(式中、M0は水素原子又はアルカリ金属原子を表す)で示される基を表す。但し、R1〜R8において互いに隣接する2つの基は、該基が各々結合する炭素-炭素結合と共にベンゼン環を形成してもよい。Xは、アルキルカルボニル、アルキル及びフェニルからなる群から選ばれる基で置換されていてもよいイミノ基、フェニルで置換されていてもよいメチレン基、アルキル及びフェニルからなる群から選ばれる基で置換されていてもよいエチレン基、酸素原子、硫黄原子又は-C(O)-CH(OH)-で示される基を表す。Y及びZは一緒になって、アルキルカルボニル、アルキル及びフェニルからなる群から選ばれる基で置換されていてもよいイミノ基、アルキル及びフェニルからなる群から選ばれる基で置換されていてもよいメチレン基、酸素原子、硫黄原子若しくは-C(O)-を形成するか、又はY及びZは、互いに独立に水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アルキル基、アルケニル基、アルコキシル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基、上記の-COOR基、シクロアルキルで置換されたメチレン基、又はシクロアルキルで置換されたアルキレン基を表す。上記のR1〜R8、Z1、Z2、Y及びZで表されるアルキル基はハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ及びカルバモイルからなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよく、上記のR1〜R8、Y及びZで表されるアルコキシル基はハロゲン、ヒドロキシ、フェニル、アミノ及びカルバモイルからなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよく、上記のR、R1〜R8、Y及びZで表されるシクロアルキル基はハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、フェニル、アミノ及びカルバモイルからなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよく、上記のY及びZで表されるシクロアルキルで置換されたメチレン基及びシクロアルキルで置換されたアルキレン基におけるシクロアルキルはハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、フェニル、アミノ及びカルバモイルからなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよく、上記のR、R1〜R8、Z1、Z2、Y及びZで表されるアリール基はハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、アミノ及びカルバモイルからなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよく、上記のR、R1〜R8、Y及びZで表されるアリールアルキル基におけるアリールはハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、アミノ及びカルバモイルからなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよく、上記のR1〜R8、Y及びZで表されるアルキルカルボニルオキシ基はハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、フェニル、アミノ及びカルバモイルからなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよく、上記のR1〜R8、Y及びZで表されるアルキルスルホニルオキシ基はハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、フェニル、アミノ及びカルバモイルからなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよく、上記のR1〜R8、Y及びZで表されるアリールカルボニルオキシ基はハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、アミノ及びカルバモイルからなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよい。又、前記のR1〜R8、Y又はZで表されるシクロアルキル基、シクロアルキルで置換されたメチレン基及びシクロアルキルで置換されたアルキレン基におけるシクロアルキルは、1又は2個のアリール基と縮環していてもよい。更に、この1又は2個のアリール基と縮環していてもよいシクロアルキル基におけるアリール基は、単環のアリール基でもよく、複数の環が縮合したアリール基であってもよい。但し、Xが上記-C(O)-CH(OH)-で示される基を表すとき、Y及びZは水素原子であり、Xが酸素原子又は硫黄原子を表すとき、Y及びZは一緒になってアルキルカルボニル、アルキル及びフェニルからなる群から選ばれる基で置換されていてもよいイミノ基、アルキル及びフェニルからなる群から選ばれる基で置換されていてもよいメチレン基、酸素原子又は硫黄原子を表す。]
IPC (2件):
C08L 69/00 ,  C08K 5/00
FI (2件):
C08L 69/00 ,  C08K 5/00
Fターム (15件):
4J002CG001 ,  4J002EA036 ,  4J002EA066 ,  4J002EC036 ,  4J002EC046 ,  4J002EE036 ,  4J002EL096 ,  4J002EV306 ,  4J002EV316 ,  4J002FD046 ,  4J002FD065 ,  4J002FD206 ,  4J002GL00 ,  4J002GL01 ,  4J002GP00
引用特許:
審査官引用 (7件)
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