特許
J-GLOBAL ID:200903074883364740

液晶素子及びこれを備えた液晶装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 近島 一夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-078503
公開番号(公開出願番号):特開2000-275620
出願日: 1999年03月23日
公開日(公表日): 2000年10月06日
要約:
【要約】【課題】 カイラルスメクチック相を示す液晶を用いた場合でも、透過率の高い状態が得られる液晶素子及びこれを用いた液晶装置を提供する。【解決手段】 カイラルスメクチック相を示す一方、電圧無印加時では液晶の平均分子軸が単安定化された第一の状態を示し、第一及び第二の極性の電圧印加時には平均分子軸が印加電圧の大きさに応じた角度で単安定化された位置から一方の側或は逆側にチルトすると共に、電圧印加時の平均分子軸の、第一の状態における位置を基準とした最大チルト状態のそれぞれのチルト角度β1,β2がβ1>β2となる液晶85を一対の基板81a,81bにより挟持する。また、偏光板87a,87bの配置及び液晶層を透過させる光の波長に応じて設定される液晶85の最適リタデーション量よりも、電圧無印加時のリタデーション量の方が大きくなるよう液晶85の屈折率異方性の値及び液晶層の厚さの少なくとも一方を設定する。
請求項(抜粋):
カイラルスメクチック相を示す液晶を挟持する一方、該液晶に電圧を印加する電極を有すると共に、少なくとも一方の基板の対向面に該液晶を配向させるための一軸性配向処理が施された一対の基板と、少なくとも一方の基板側に設けられた偏光板とを備えた液晶素子であって、前記液晶は、電圧無印加時では該液晶の平均分子軸が単安定化された第一の状態を示し、第一の極性の電圧印加時には該液晶の平均分子軸は印加電圧の大きさに応じた角度で前記単安定化された位置から一方の側にチルトし、前記第一の極性とは逆極性の第二の極性の電圧印加時には該液晶の平均分子軸は該単安定化された位置から第一の極性の電圧を印加したときとは逆側にチルトすると共に、前記第一の極性の電圧印加時と第二の極性の電圧印加時の液晶の平均分子軸の、前記第一の状態における単安定化された位置を基準とした最大チルト状態のチルトの角度をそれぞれβ1、β2としたときβ1>β2となるものであり、前記偏光板の配置及び液晶層を透過させる光の波長に応じて設定される液晶の最適リタデーション量よりも、電圧無印加時のリタデーション量の方が大きくなるよう前記液晶の屈折率異方性の値及び前記液晶層の厚さの少なくとも一方を設定したことを特徴とする液晶素子。
IPC (2件):
G02F 1/1333 ,  G09F 9/35 395
FI (2件):
G02F 1/1333 ,  G09F 9/35 395
Fターム (24件):
2H089RA12 ,  2H089SA10 ,  2H089TA09 ,  2H089TA15 ,  5C094AA06 ,  5C094AA10 ,  5C094AA12 ,  5C094AA13 ,  5C094BA03 ,  5C094BA43 ,  5C094BA49 ,  5C094CA19 ,  5C094CA25 ,  5C094DA09 ,  5C094DA11 ,  5C094EA04 ,  5C094EA05 ,  5C094EA07 ,  5C094EB02 ,  5C094EC03 ,  5C094FA02 ,  5C094FB01 ,  5C094GA10 ,  5C094JA20
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開平3-242624
  • 液晶表示装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-120004   出願人:富士通株式会社
  • 液晶表示装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-265074   出願人:ソニー株式会社
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-242624
  • 液晶表示装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-120004   出願人:富士通株式会社
  • 液晶表示装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-265074   出願人:ソニー株式会社

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