特許
J-GLOBAL ID:200903075240020594

沸騰冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 碓氷 裕彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-092262
公開番号(公開出願番号):特開平10-284660
出願日: 1997年04月10日
公開日(公表日): 1998年10月23日
要約:
【要約】【課題】 凝縮冷媒が冷媒通路内に滞留することで放熱面積が減少することを防止する。【解決手段】 発熱体2が取り付けられる冷媒槽3と、冷媒槽で気化した冷媒を凝縮液化する放熱器4とを有し、放熱器4は、流入側連通部44、流出側連通部45、冷媒通路42、及び冷媒通路42内に設けられインナフィン391を有する。インナフィン391は成形プレート40に形成された突起部401〜404によりその位置が固定される。流出側連通部45側の突起部401は、冷媒通路42の底面425よりも上部側へ所定距離d1を隔てて形成される。これにより、冷媒通路42内で凝縮液化された冷媒は突起部を乗り越えないでもこの所定間隔部分を流通して流出側連通路45へ行ける。従って冷媒通路内に冷媒が滞留して、冷媒循環に有効な冷媒量が減少することを防止できる。また、冷媒の滞留が抑えられるため、冷媒通路内の放熱面積が減少することが抑制できる。
請求項(抜粋):
高温媒体からの熱を受けて気化する冷媒が内部に収容される冷媒槽と、前記冷媒槽と連通して設けられ、前記冷媒槽で気化した冷媒を凝縮液化する放熱器とを有し、前記放熱器は、前記冷媒の流入側に配設される流入側連通部、前記冷媒の流出側に配設される流出側連通部、略水平もしくは水平よりも傾斜させて配設され前記流入側連通部と前記流出側連通部とを連通する冷媒通路、及び前記冷媒通路内に設けられ、前記気化した冷媒を凝縮液化させる凝縮フィンを有し、前記冷媒通路は、前記凝縮フィンを位置固定する突起部が内部に設けられるものであり、前記突起部は、前記冷媒通路の内部底面より所定距離を隔てた位置に設けられることを特徴とする沸騰冷却装置。
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開平3-283454
  • 沸騰冷却装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-058361   出願人:株式会社日立製作所, 日立水戸エンジニアリング株式会社
  • 半導体冷却装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-030638   出願人:株式会社東芝
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