特許

J-GLOBAL ID：200903075503713409

鋼材の電気化学的表面窒化処理法

発明者： 伊藤 靖彦 ,  後藤 琢也 ,  辻村 浩行
出願人/特許権者： 独立行政法人 科学技術振興機構
代理人 (1件)： 西 義之
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2003-019914
公開番号（公開出願番号）：特開2004-232005
出願日： 2003年01月29日
公開日（公表日）： 2004年08月19日
要約：

【課題】鋼材の表面窒化法として従来用いられている塩浴窒化法は、シアン系の塩浴を用いるものが一般的であり、浴中にはシアン化物イオン(CN-)が存在する。そのため、環境問題が厳しくなってきた現在では公害防止対策に相当な費用と労力をかけなければならず、排水・排ガスなどの処理コストが増大している。また、ステンレス鋼の表面には不動態皮膜が存在するためステンレスの窒化処理においては窒素の侵入が阻止され、窒化が起こりにくいという問題があり、不動態皮膜を除去するための前処理工程としての研磨工程等が必要である。【解決手段】鉄のほかに少なくとも1種の窒化物生成元素を含む鋼材を被処理材とし、窒化物イオン(N3-)を含有する非シアン系溶融塩を電解質に用い、該電解質中で被処理材を作用極とし、浴と接触する対極に対し正の電位に保つことにより被処理材表面に窒化物層を形成することを特徴とする鋼材の電気化学的表面窒化処理法。【選択図】 図2

請求項（抜粋）：

鉄のほかに少なくとも1種の窒化物生成元素を含む鋼材を被処理材とし、窒化物イオン(N3-)を含有する非シアン系溶融塩を電解質に用い、該電解質中で被処理材を作用極とし、浴と接触する対極に対し正の電位に保つことにより被処理材表面に窒化物層を形成することを特徴とする鋼材の電気化学的表面窒化処理法。

IPC (2件)：

C23C8/50 ,  C25D13/22

FI (2件)：

C23C8/50 ,  C25D13/22 304Z