特許
J-GLOBAL ID:200903075637750882
新規なエノン還元酵素、その製造方法、およびこれを利用したα,β-不飽和ケトンの炭素-炭素2重結合を選択的に還元する方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
清水 初志 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-049363
公開番号(公開出願番号):特開2002-247987
出願日: 2001年02月23日
公開日(公表日): 2002年09月03日
要約:
【要約】【課題】 ケトンの製造に有用な新規エノン還元酵素の提供。【解決手段】 Kluyveromyces属に由来する新規エノン還元酵素が提供された。また本発明は、該酵素をコードする遺伝子、該酵素を含むベクター、形質転換体をも提供する。更に本発明は、酵母に由来するエノン還元酵素を提供する。これらのエノン還元酵素により、α,β-不飽和ケトンの炭素-炭素2重結合を選択的に還元する方法が提供される。【効果】医薬品原料などとして有用なケトンを、酵素的な反応によって製造することができる。
請求項(抜粋):
次の(A)から(C)に示す理化学的性質を有するエノン還元酵素。(A)作用還元型β-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸を電子供与体として、α,β-不飽和ケトンの炭素-炭素2重結合を還元し、対応する飽和炭化水素を生成する。(B)基質特異性(1)α,β-不飽和ケトンの炭素-炭素2重結合を還元するが、実質的にケトンの還元活性は無い。(2)電子供与体としては、還元型β-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドよりも還元型β-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸に対して、有意に高い活性を有する。(3)ケトンからβ位炭素の2つの置換基がともに水素でない基質に対しては実質的に作用しない。(4)炭素-炭素2重結合が環状構造中に存在する基質に対しては実質的に作用しない。(C)至適pHpH 6.5-7.0
IPC (8件):
C12N 15/09 ZNA
, C12N 1/15
, C12N 1/19
, C12N 1/21
, C12N 5/10
, C12N 9/02
, C12P 7/26
, C12R 1:645
FI (8件):
C12N 1/15
, C12N 1/19
, C12N 1/21
, C12N 9/02
, C12P 7/26
, C12R 1:645
, C12N 15/00 ZNA A
, C12N 5/00 A
Fターム (18件):
4B024AA01
, 4B024BA08
, 4B024CA03
, 4B024GA11
, 4B050CC03
, 4B050DD04
, 4B050LL05
, 4B064AC32
, 4B064CA06
, 4B064CA19
, 4B064CA21
, 4B064CB17
, 4B064CD05
, 4B064DA01
, 4B065AA72Y
, 4B065AB01
, 4B065BA02
, 4B065CA28
引用文献:
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