特許
J-GLOBAL ID:200903075684807124

倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-217823
公開番号(公開出願番号):特開平10-044973
出願日: 1996年07月31日
公開日(公表日): 1998年02月17日
要約:
【要約】【解決手段】 バルブボディ3の内周部に環状部材24を摺動自在に嵌合してあり、この環状部材24に弁プランジャ8のフロント側を摺動自在に嵌合している。また、第1弁体27にホルダ28を連結し、このホルダ28に第2弁体31を摺動自在に嵌合している。また、第2弁体31の前後に、ばね32,12を弾装している。ばね32のセット荷重は、ばね12のセット荷重よりも小さくしている。ブレーキ倍力装置が作動されると、リアクションディスク22が膨出して環状部材24を弁プランジャ8に対してリヤ側に移動させる。これにより、ばね32が圧縮されて、ばね12よりもばね32のセット荷重が大きくなり、第2弁体31がリヤ側に移動されて大気弁16の開度をが増大する。【効果】 緊急ブレーキのように大きな制動力が必要な場合に、ドライバーが非力な女性であっても確実に大きな出力を得ることができる。
請求項(抜粋):
シェル内に摺動自在に設けた概略筒状のバルブボディと、このバルブボディに設けたパワーピストンと、パワーピストンの前後に形成した定圧室および変圧室と、バルブボディに設けられて上記定圧室と変圧室および大気との連通状態を切り換える弁機構と、リヤ側に位置する基部をバルブボディに摺動自在に取り付けた出力軸と、バルブボディに摺動自在に嵌合されて入力軸と連動する弁プランジャと、上記出力軸の基部と弁プランジャとの間に設けられて出力軸に作用する出力の反力を弁プランジャに伝達するリアクションディスクとを備えた倍力装置において、上記リアクションディスクのリヤ側の位置となるバルブボディの内周部に環状部材を摺動自在に嵌合するとともに、この環状部材の内周部に上記弁プランジャのフロント側の外周部を摺動自在に嵌合して、これら環状部材および弁プランジャのフロント側の端面をリアクションディスクに対向させ、また、上記弁機構は、バルブボディの内周部に形成した環状の真空弁座と、この真空弁座よりも半径方向内方側に位置して、弁プランジャに形成した環状の大気弁座と、リヤ側の端部をバルブボディに連結されて、上記真空弁座に接離する筒状の第1弁体と、この第1弁体の内方側に該第1弁体と移動可能に設けられて、上記大気弁座と接離する環状の第2弁体と、第2弁体をフロント側に向けて付勢して上記大気弁座に着座させる第1ばねと、上記第1ばねよりも小さなセット荷重に設定されるとともに第2弁体と環状部材とにわたって弾装されて、上記第1ばねに抗して第2弁体をリヤ側に向けて付勢する第2ばねを備えることを特徴とする倍力装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭59-092242
  • 負圧式倍力装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-206229   出願人:アイシン精機株式会社
  • 特開昭59-092242

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