特許
J-GLOBAL ID:200903075850153103

レーダシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-112113
公開番号(公開出願番号):特開平10-300837
出願日: 1997年04月30日
公開日(公表日): 1998年11月13日
要約:
【要約】【課題】 デコイを降下させることでレーダ装置だけでなく、デコイもARMによる破壊から防止するレーダシステムにおいては、規模が大きなデコイの昇降装置が必要で、またシステムの構成が複雑で高価である。【解決手段】 レーダ装置1の内部のデータ処理器8により計算された各デコイ12、13からARMをデコイにより誤誘導させ始めようとするときのARMの予想位置までの距離のデータをもとに、ARMに対する2つのデコイ12、13からの送信電波の振幅と位相がそれぞれ等しくなるように、振幅・位相制御器11により振幅・位相の補償量を算出し、2つの振幅・位相調整器16、17に対してそれぞれの振幅と位相の設定の差分が、この補償量と等しくなるように設定指示を行い、ARMを2つのデコイ12、13の中間点近傍に誤誘導させる。これにより、2つのデコイの昇降装置を不要にできる。
請求項(抜粋):
飛来する飛翔体が電波ホーミングミサイルであることを検出するレーダ装置と、あらかじめ設定した距離に前記電波ホーミングミサイルが達する時に、電波の送信を前記レーダ装置に代えて開始し、前記電波ホーミングミサイルの飛来方向を前記レーダ装置から回避させる少なくとも2つのデコイを含むデコイ装置とからなるレーダ装置において、前記デコイ装置は、外部からのタイミング制御信号により送信タイミングが制御され、送信時に送信信号を出力するデコイ送信機と、前記レーダ装置に対して遠ざけて配置され、それぞれ前記レーダ装置の送信電波を模擬した擬似電波を送信する2つのデコイと、前記2つのデコイのそれぞれの入力信号系統中に、それぞれのデコイの送信する前記擬似電波の振幅と位相を、外部制御信号に基づいて可変する2つの振幅・位相調整器とを有し、前記レーダ装置は、電波を送受信する送受信手段と、飛来する前記電波ホーミングミサイルの識別機能と、予め設定した距離に該電波ホーミングミサイルが到達する予想時刻及び位置を算出する第1の算出機能と、該第1の算出機能により算出された位置から該電波ホーミングミサイルと前記2つのデコイまでの距離及び該2つのデコイ間の中間位置まで該電波ホーミングミサイルが進む時間をそれぞれ算出する第2の算出機能を少なくとも有するデータ処理手段と、前記データ処理手段により算出されたデータに基づいて、前記電波ホーミングミサイルに対し、前記2つのデコイから送信する擬似電波の振幅と位相がそれぞれほぼ等しくなるよう前記2つの振幅・位相調整器を制御する前記外部制御信号を出力する振幅・位相制御器と、前記データ処理手段により算出された前記予想時刻に基づいて、電波の送信を前記レーダ装置から前記2つのデコイに切り換えるためのタイミング制御信号を前記デコイ送信機及び前記送受信手段へ出力するタイミング制御器とを有することを特徴とするレーダシステム。
IPC (2件):
G01S 7/38 ,  F41G 7/22
FI (2件):
G01S 7/38 ,  F41G 7/22
引用特許:
審査官引用 (2件)

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