特許
J-GLOBAL ID:200903075916469603

動画像の動き補償方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-287932
公開番号(公開出願番号):特開平10-136375
出願日: 1996年10月30日
公開日(公表日): 1998年05月22日
要約:
【要約】【課題】 符号化時の情報量が少ない動きベクトルが検出されやすくなるように、動き推定に用いる基本評価値から特定の動きベクトルの場合のみ一定量を引いて評価を行う場合、その値が常に一定では、動きベクトルの符号化情報量の削減に伴う予測特性の劣化の影響が考慮できない。【解決手段】 変換係数を量子化する際の量子化ステップ幅を決める量子化パラメータによって、量子化ステップ幅が小さいほど評価値より引く差分値が小さくなるように設定することで、予測特性の劣化を防ぐ。【効果】 動き補償方法に伴う動きベクトルの符号化情報量を全体の符号化情報を考慮に入れて制御することが可能となる。
請求項(抜粋):
画像をa個(aは正の整数)の任意形状ブロックに分割して行う動き補償と、その結果発生するブロック内の予測誤差信号に直交変換を施した後の変換係数を、値が小さいほど量子化ステップ幅の平均値が小さくなるように設定されている量子化パラメータQP(QPは正の整数)を用いて量子化する手順を含む動画像符号化方法において、水平・垂直方向の動きベクトルが共に0となるときにはブロック内の予測誤差信号の絶対値和あるいは自乗和からn(nは整数)を引いた値を評価値とし、水平・垂直方向の動きベクトルのうち少なくとも一方が0でないときにはブロック内の予測誤差信号の絶対値和あるいは自乗和を評価値とし、予測に用いる全ての動き補償方法について探索の対象となっている全ての候補動きベクトルに対する評価値を比較して、その値が最小となるときの動きベクトルを当該ブロックの動きベクトルとする場合、上記nの値がQPの値によってr個(rは2以上の正の整数)に場合分けされており、2つの異なるQPに対するnの値を比較した際に、QPの小さい方のnの値がQPの大きい方のnの値より大きくなることがないことを特徴とする動き補償方法。
IPC (2件):
H04N 7/32 ,  H03M 7/36
FI (2件):
H04N 7/137 Z ,  H03M 7/36
引用特許:
審査官引用 (5件)
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