特許
J-GLOBAL ID:200903075962742659

摩擦車式無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-193018
公開番号(公開出願番号):特開2000-027961
出願日: 1998年07月08日
公開日(公表日): 2000年01月25日
要約:
【要約】【課題】トラニオンの変形とともにピストン摺動部が大きく傾斜しても、変速制御精度が低下したり、制御流体圧の漏れにより制御性能が低下するのを防止する摩擦車式無段変速機を提供する。【解決手段】ピストンボス部78cの下部78c1 は、上部側のピストンボス部78cの外径寸法と比較して縮径して形成されており、下部78c1 は、下部ボス部挿通孔60dの下部内周面に対して所定の隙間tを設けて遊挿されている。そして、パワーローラを支持しているトラニオンが、スラスト力Fを受けてアッパリンクおよびロアリンク52に連結した位置を支点として変形し、それに伴い、ピストンボス部78cの下端78c2 が大きく傾斜しても、ピストンボス部の下部が下部ボス部挿通孔の下部内周面に対して所定の隙間tを設けた状態で遊挿されているので、下部78c1 は下部ボス部挿通孔60dの内周面に干渉しない。
請求項(抜粋):
入力ディスクと出力ディスクとの対向面に挟持されて傾転可能な複数のパワーローラと、前記パワーローラがパワーローラ回転軸線周りに回転し、且つこのパワーローラ回転軸線と直交する首振り軸線方向へストローク自在となるように支持しているトラニオンと、前記パワーローラが前記入力ディスク及び出力ディスクからの挟持によってスラスト力を受けても変位することのないように、各トラニオンの端部間をリンク連結しているリンク機構と、前記トラニオンを前記首振り軸線方向へストロークさせる流体圧シリンダとを備え、前記流体圧シリンダは、ピストンボディに設けた軸孔にシール部材で液密が保持されたピストン摺動部が挿通し、前記ピストンボディ内の流体室への制御流体の供給によりサーボピストンを前記首振り軸線方向にストロークさせ、前記パワーローラの傾転動作により無段変速を行うようにした摩擦車式無段変速機において、前記トラニオンから離間した位置であって前記シール部材による液密が保持されていない前記ピストン摺動部の端部の外径を縮径し、或いは、前記端部の外周を囲んでいる前記軸孔の内周面を拡径して前記端部の外周及び前記軸孔の内周面との間に所定の隙間を設けたことを特徴とする摩擦車式無段変速機。
Fターム (9件):
3J051AA03 ,  3J051BA03 ,  3J051BB02 ,  3J051BD02 ,  3J051BE09 ,  3J051CA05 ,  3J051CB07 ,  3J051DA04 ,  3J051EC08
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 摩擦車式無段変速機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-010487   出願人:日産自動車株式会社

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